『動作分析・運動療法・セルフエクササイズ!analysisコース1ヶ月目開催報告!』

みなさんこんにちは、療活の大塚です。

療活してる?

 

2018年1月27、28日(土日)、療活主催analysisコース1ヶ月目が開催されました!

 

1ヶ月目のテーマは

「肩関節の機能と動作分析・体幹・股関節との繋がり」

です。ここを自身の身体で体幹しながら知識を体得していきます。

身体はつながっているとよく言われますが、実際臨床で意識するのは難しいですよね?療法士自身が意識できないものを患者様に意識してもらうなんてほんととっても困難です。ではどうすればいいか?まず療法士自身が身体の繋がりを意識できるようになるのが大事、そのために必要な知識を学び、体を動かして「体感」してもらうのが近道です。

今回のanalysisコースではその知識と体感を3ヶ月かけて身につけていただきます。

それでは講習会の様子をお届けします!


講師の紹介


講師は作業療法士の吉田頌平先生。

吉田先生は日本のOT資格取得後にカナダへ渡り現地のクリニックで約1年間働いた後に、急性期〜回復期を有する整形外科病院へ入職され、その時に右腰背部に慢性的な痛みを抱えるようになりました。その時自身の身体の動し方を変えるだけで症状が改善したのをきっかけに自身の身体と向き合うようになりました。

今までも様々な講習会に行き沢山の技術を学びましたが、現場の20分で実際に使うには手当たり次第に学んだテクニックを使っていても時間が過ぎていくだけで悩んでいたそうです。

 

その経験からanalysisコースでは

「知識と体感の融合」をテーマにお話していただきました。

 


先ずはAssessmentの復習から


先ずは肩関節の動きの確認

肩関節として動くのは

  1. 肩甲上腕関節
  2. 肩甲胸郭関節
  3. 肩鎖関節
  4. 胸鎖関節

でしたね?

それぞれが安定して動くための知識の整理とそれに基づいてお互いを評価してみました。


肩の動きと肋骨の関係性は?


肩甲骨が安定して可動するには肋骨の動きも重要となります。

肩関節挙上時は

Th1〜5

Th6〜10

TH11、12

でそれぞれ動く方向が異なりました。

肩の挙上に合わせてそれぞれ評価していきます。


自己評価と他者評価


自己で評価した肩と肋骨の動きと他者からみた肩と肋骨の動きの評価を擦り合わせると

意外と異なる部分が。

自分が動いている感覚と実際の身体の動きが違うということがわかります。

このギャップが問題となって現れて来ます。

 

身体の動きと感覚を統合するワーク

自分の身体の動きと感覚を統合するワークを5つ行いました。

ここまでで1日目終了

体幹と股関節は2日目へ


2日目の最初はまず昨日の復習から


最初はもちろん復習から。

グループでアウトプットすることで頭が整理されで理解できていることと復習が必要なところが明確になります。


肩の動きには脊柱の可動性も必要


昨日は肋骨に着目しましたが肋骨は脊柱と肋椎関節関節を作ります。

本日は脊柱にフォーカスして身体を評価していきます。


体幹を安定させるためには体幹深層筋の活動も必要


体幹を安定させるためには腹圧をコントロールする必要があります。

そのために活躍してくれるのが体幹深層筋

  • 横隔膜
  • 腹横筋
  • 多裂筋
  • 骨盤底筋
  • 腸腰筋
  • 腰方形筋

です。


そしてそれらを下から支えるのが股関節


「肩関節を挙上する」

という動作でも肩から肩甲骨、肋骨、脊柱、体幹、骨盤、股関節など色々な関節や筋肉が影響していきます。

それらを体感しながら統合するためのワークを7つ行いました。

最後は2ヶ月目までの課題をお伝えして終了。

次回みなさんにどんな変化が見られるか楽しみですね。


最後に


analysisコースは療活のBASIC(触診・アプローチ)コース、Assessment(評価・促通・ADL)コースを修了した方が対象となるコースです。

BASIC・Assessmentと学んで来たことが自身の身体で体現でき、「なぜそうなるのか?」と分析した結果を伝えることができるようになる1ヶ月目の内容でした。

2ヶ月目はさらに動作分析を深めるように、3ヶ月目はセルフエクササイズをどうやって続けてもらえるか。続かない理由なども紐解きながら進んでいきます。

今後も療活では受講生一人一人が楽しく学び、臨床でも結果が出せるように積極的に講習会を開催していきます。ぜひお気軽に参加しに来てください!!

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