在宅復帰の鍵は”トイレ動作”!
評価から治療アプローチ・情報共有まで、1日集中で学べる実践セミナー
「トイレ動作の獲得」がなぜ在宅復帰率を上げる鍵になるのか?
〜在宅復帰に影響する因子の検討から見る『トイレ動作自立』の重要性〜
トイレ動作の改善は、単に「できる方が良い」というだけではなく、具体的な根拠に基づいた目標設定が重要だとされています。在宅復帰との関連性を示す研究報告からも、その重要性が再認識されています。
”13項目の運動FIMと8項目の認知FIMを説明変数とし、目的変数を在宅復帰とした重回帰分析を行ったところ食事・更衣(上半身)・トイレ移乗の項目が他項目に比し、有意に在宅復帰と関連性が認められた”
-出口貴行他(2012).脳卒中地域連携クリティカルパスからみた在宅復帰に影響する関連因子の検討.
この報告から、トイレ動作は食事・更衣動作と並び、在宅復帰を左右する重要な要素であることが示唆されます。
💭臨床でこんなお悩みはありませんか?(Before)
- 評価や触診が苦手で、自信を持って指導できない
- トイレ動作の動作分析をしたいが、どこを見て良いか分からない
- 評価結果を上手く統合と解釈できず、他のリハビリ職に要点を伝えられない
- アプローチの仕方がマンネリ化してしまい、どの患者・利用者にも同じやり方になってしまう
- リハビリ室ではできるのに、自宅ではできなくなる患者・利用者が多い
- 情報共有の仕方が分からず、多職種連携が上手くいかない
- 在宅復帰へ向けての退院支援を、どのように進めれば良いか分からない
上記に1つでも当てはまる理学療法士・作業療法士の方、このセミナーがあなたのお悩みを解決します!
✨セミナーで得られること〜あなたの臨床がこう変わる〜(After)
トイレ動作の「なぜ?」がわかる
複雑なトイレ動作をプロセスごとに分解し、問題点の本質を見抜く動作分析力を養います。
明日から使える評価スキル
環境・習慣を踏まえた評価方法で、在宅でも再現できる力を身につけます
多彩な治療アプローチを習得
関節モビライゼーション、筋膜リリース、促通、動作練習、認知機能への介入(3分チェック法)まで網羅します。
チーム医療を円滑にする情報共有術
3つの実践的な情報共有ツールを駆使することで、多職種連携や患者さん・ご家族との効果的な情報共有のコツを掴めます。
自信を持って臨床に臨める
新人からベテランまで”今さら聞けない疑問”を解消できる場になります。疑問をその場で解消し、明日からの臨床に自信を持てるようになります。
在宅復帰を強力にサポート
トイレ動作の自立が在宅復帰の鍵となることを学び、具体的な支援方法を習得します。
セミナー内容詳細
1.対象者にとってのトイレ動作の重要性を共有
トイレ動作の改善は、単に「できる方が良い」というだけでなく、具体的な根拠に基づいた目標設定が重要です。在宅復帰との関連性を示す研究報告を交え、その重要性を再認識します。
“13項目の運動FIMと8項目の認知FIMを説明変数とし、目的変数を在宅復帰とした重回帰分析を行ったところ食事・更衣(上半身)・トイレ移乗の項目が他項目に比し、有意に在宅復帰と関連性が認められた”
この報告から、トイレ動作は食事・更衣動作と並び、在宅復帰を左右する重要な要素であることが示唆されます。
2.トイレ動作の工程分析
トイレ動作を主要な4つの工程((1)トイレへの移動、(2)移乗動作、(3)下衣の着脱、(4)排泄後の処理)に分け、さらに細分化して詳細な動作分析を行います。各工程で必要な機能や注意点を解説します。
(1) トイレへの移動
車椅子操作や歩行のための上下肢機能、転倒リスク管理。
(2) 移乗動作
狭い空間での方向転換、立位保持、四肢体幹の協調性。
(3) 下衣の着脱
立位保持能力に応じた難易度変化、片手操作の必要性。
(4) 排泄後の処理
座位保持、清拭動作における上肢巧緻性、手指分離運動。
3.問題となっている工程の問題点抽出
各工程に必要な関節可動域、筋力、運動の分離性を評価し、問題点を具体的に特定します。例えば「方向転換し、便座に背を向ける」動作に必要な体幹・下肢機能、関節可動域、筋力などを詳細に評価する方法を学びます。


※画像はイメージです。実際のセミナー内容とは異なる場合があります。
4.抽出された問題点に対する適切なアプローチ
特定された問題点に対し、効果的なアプローチを選択・実施します。本セミナーでは、以下の内容を実技を交えながら習得できます(オンライン参加の場合はデモンストレーション中心)。
- 関節モビライゼーション
- 筋膜リリース
- 促通手技
- 実践的な動作訓練
- 認知機能へのアプローチ

※画像はイメージです。
5.結果を適切な方法で記録・伝達
評価結果やアプローチの効果を適切に記録し、患者さん本人、ご家族、そして多職種チームへ効果的に伝達する方法を学びます。情報共有がもたらすメリット(現状把握、目標設定、治療計画最適化、信頼関係構築)を理解し、実践力を高めます。
- 現状把握と目標設定の共有
- 治療計画の最適化と効果的な介入
- 患者・家族との信頼関係構築
- 多職種連携の促進

※画像はイメージです。
セミナー概要
セミナー内容 (予定) | フェーズ1:評価・分析編 フェーズ2-A:身体機能介入編 フェーズ2-B:認知機能介入編 フェーズ3:統合・共有編 |
開催日 | 2025年10月5日(日) 9:30〜16:30 |
開催形式 | 【対面開催】※オンライン参加については応相談 |
会場 | ウィリング横浜オフィスタワー 住所:〒232-0002 神奈川県横浜市港南区上大岡西1-6-1 |
定員 | 24名(先着順) |
参加資格 | 医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・養成校学生 |
参加費 | 1,1000円(税込) ※学生は半額(5,500円・税込) |
参加特典 | 認知機能3分チェックシート・3種の多職種情報共有ツールをPDFで後日配布 |
申込方法 | ページ最上部または最下部にある「セミナーに申し込む」ボタンからお申し込みください |
講師紹介
内山遼太(作業療法士)
慢性期病院での経験を経て、デイーサービスや訪問リハビリをはじめとする在宅・生活期分野でリハビリテーションに従事。
「単なる機能回復ではなく、1人1人の人生に寄り添うリハビリ」を追求する中で、”トイレ動作の獲得”が在宅復帰に不可欠であることを確信。
現在は、全国の療法士に向けて、トイレ動作の体系的アプローチ方法を伝えるためにセミナーやコラム・各種SNSでの発信を通して精力的に活動を行っている。
「療法士がやりがいを持って輝けば、患者・利用者はもっと幸せになる」が信条。
さあ、トイレ動作支援のプロフェッショナルへ!

患者さんの「できた!」という笑顔と、安心な在宅生活をサポートするために。この機会に、あなたのスキルをアップデートしませんか?