Brain Functional Developmentコース

Brain Functional Development(BFD)コース

臨床でこんなことで悩んでいませんか?

・脳血管疾患の患者さんに対するリハビリに苦手意識がある
・ただ動作訓練やマッサージを繰り返すだけで、すぐに元の状態に戻ってしまう
・麻痺の分離の評価(Brunnstrom Stageや上田式12段階判定)をどう臨床に活かせばいいか解らない
・各ステージに応じた具体的な促通方法(特定の筋へのタッピングやなぞり擦り技術)が解らない
・感覚システム(視覚・体性感覚・前庭覚)の評価や、小脳・脳神経のベッドサイド評価ができない
・患者さんの代償動作や関節可動域(ROM)制限の根本原因が、肉体なのか、脳機能なのか、心理(恐怖)なのか分析できない
・セミナーで学んだ局所的な技術が、実際のADLや社会参加(Participation)の獲得に汎化されない
・寝返り、坐位、立位、歩行の段階付けや、発達段階ロードマップへの具体的な当てはめ方が解らない
・自分のリハビリに明確な理論的根拠やコンセプトがなく、セラピストとしての成長が実感できない
・職場で「リハビリの効果が持続していないね」と言われてしまう
・患者様・利用者様、そして多職種から「この人に任せれば安心」と圧倒的に信頼される療法士になりたい

もし一つでも当てはまるなら、受講を検討してください。

【なぜ機能的に変化しているのに活動や社会参加が困難なのか?】

リハビリ室で一時的に関節が柔らかくなったり、筋出力が向上したりしても、病棟や自宅に戻ると元の代償動作に戻ってしまう……臨床でこのような経験はありませんか?

その原因は、「本人が変化した動きを認知していない(ソフトの未更新)」、あるいは「今置かれている環境がその機能を必要としていない(環境適応の不在)」からなのです。単に肉体的な変化(機能的変化)を促すだけでは、脳の回路は書き換わりません。

「人は行為のために運動(移動)をし、運動(移動)に必要な機能を獲得する。行為の根本は生きることであり、興味である」――この臨床推論の型の根底にある哲学を忘れた無理な動作訓練は、かえって強固な代償動作を定着させ、患者様の真の回復を阻害します。今、私たち療法士に求められているのは、麻痺の回復段階に合わせた階層的アプローチと、多感覚統合を伴う発達段階に合わせた動作の再学習(運動学習)の知識です。

【脳・身体・環境を捉える「段階性」がHOPEを達成するための鍵】

リハビリの臨床において最も大事なことは、「動かないのではなく、動かせない」という病態の本質を見抜くことです。例えば、BRSⅠ〜Ⅱレベルの完全弛緩・共同運動前の患者さんに対して、いきなり独立した分離運動を求めても、脳からの随意指令が届かないためエラーを強めるだけです。この段階では、「連合反応」の誘発や適切なターゲット筋への「タッピング」を駆使し、まずは脳に運動の「予測の芽生え」と筋収縮を起こさせることが最優先となります。同じように、肩甲骨の安定性や体幹の共収縮が獲得されていない段階で、遠位関節(肘や手指)の分離運動を促通しても、土台が崩れているため獲得できません [cite: 135]。

また、赤ちゃんの発達プロセス(背臥位・腹臥位)において胸郭の抗重力伸展やコアの安定性を獲得していない段階で、無理に坐位や立位を強要すると、骨盤後傾や頸部前突といった強烈な代償姿勢を脳が学習してしまいます。人は空間(環境)を把握するところから始まります。対象者が思い通りに身体を動かすためには、脳の発達3軸(下→上、後→前、右→左)の法則に基づき、外観(環境の認知)と内観(自分自身の認知)を段階的に積み上げていく必要があります。

Brain Functional Development(BFD)コースでは、単なる技術論ではなく、包括的な「四層構造モデル(身体・心理・社会・存在意義)」に基づき、以下の3つの内容を提供します:

◆ 麻痺の回復過程(BRS/上田式12段階)に合わせた「段階的促通・治療技術」
◆ 視覚・体性感覚・前庭覚を統合する「発達段階に合わせた動作の再獲得法」
◆ 制限因子を多角面(構造・脳機能・環境・発達・心理認知・集団の中の私)から紐解く「包括的アセスメント」
 

このコースで学べること(受講メリット)

・脳、身体、環境を包括する「臨床推論の型」に基づき、リハビリのHOPEを達成するための最短手順がわかります 
・Patrick Haggardの運動制御理論に基づき、患者さんの脳内に「思い通りに動かせた」という自己主体感(Sense of Agency)を再構築する手順がわかります
・ヘッブの法則(時間的・空間的加重)と神経可塑性10原則を応用し、1セッション300回を超える高密度な臨床アプローチをデザインできるようになります
・Brunnstrom Stageおよび上田式片麻痺12段階に完全対応した、ステージ別の促通・誘導技術(特定の筋肉・ラインへのタッピングやなぞり擦り技術)を網羅できます 
・赤ちゃんの発達3軸(下→上、後→前、右→左)のロードマップを、成人の脳卒中や運動器・呼吸器疾患のADL再獲得プログラムへ確実に落とし込めるようになります
・バランスを支える3感覚(視覚・体性感覚・前庭覚)の評価と、小脳(虫部・中間部・半球部)の部位別ブレーキ機能のアセスメント(ロールアップ、寝返り分節評価、Holmes rebound等)が迷わず行えるようになります
・脳神経(I〜XII)のベッドサイド評価(VOR、サッケード、パスート、対光反射など)から、全身の姿勢緊張コントロールへの繋げ方が理解できます
・目の前の患者さんの動作制限因子を、5大原因(構造的、中枢神経、環境、発達、心理認知)+社会的自己(四層構造モデル)から多角的に分析し、HOPEを達成するために必要な介入プラン(Plan & Do)を作成できるようになります

受講生・参加者の声

  • 「これまでなんとなく行っていたBrunnstrom Stageや上田式の評価が、臨床の強力な武器になりました。低ステージでの連合反応の引き出し方から、高ステージの分離まで、明確な手順が実技で学めて明日からのリハビリが激変しました!」(理学療法士 2年目)
  • 「マッサージや関節可動域訓練だけではすぐに戻ってしまう理由が、脳機能(ボディスキーマとボディイメージのズレ)や環境適応の視点から完全に腑に落ちました。『視て、触って、動かす』多感覚統合アプローチの凄さを実感しています。」(作業療法士 4年目)
  • 「言語聴覚士として参加しましたが、脳神経評価(特に対光反射やVOR、吞咽反射、RSA)から全身の姿勢筋緊張やバランスへと繋げる理論に感動しました。少人数制でスタッフが何度も直接触れて手の感覚を教えてくれるので、実技に不安があっても安心して修得できました。」(言語聴覚士 3年目)
  • 「とりあえず動作訓練ばかり繰り返して壁にぶつかっている人、脳卒中リハの明確なアセスメント軸がなくて悩んでいる人に絶対勧めたいコースです。臨床発達段階アセスメントシートは最高の指標になりました。」(理学療法士 7年目)

講義カリキュラム

1ヶ月目

<1日目> 神経可塑性・運動学習の統合と臨床の型

  • 統合的神経認知運動療法概論:なぜ徒手アプローチは戻るのか? 
  • 脳・身体・環境の相互作用システムと、内観(固有感覚)と外観(視覚・触覚)の統合
  • Patrick Haggardの運動制御モデル:遠心性コピーと自己主体感(Sense of Agency)の再構築
  • ヘッブの法則と神経可塑性の10原則(ハード/ソフト分類)の臨床展開 
  • 運動学習の3段階モデル(取得・保持・般化)を支える戦略とフィードバック(KP/KR)頻度設定

<2日目> 回復段階(BRS/上田式12段階)に基づく階層的促通技術(弛緩〜共同運動編)

  • Brunnstrom Stageおよび上田式片麻痺12段階の臨床アセスメント判定基準
  • 主観と客観のズレ(認知的不協和)が引き起こす可動域・動作制限の紐解き
  • 随意収縮のない段階(StageⅠ〜Ⅱ)に対する連合反応とクイックストレッチの応用 
  • 低ステージにおける具体的な誘導法とターゲット筋へのタッピング実技(上肢:大胸筋・棘上筋/手指:組手屈伸/下肢:内転筋・キッキング)
  • 症例の初期主訴(HOPE)の確認と工程分析(目的動作・基本動作)の連鎖
2ヶ月目

<3日目> 共同運動からの脱却と分離運動の促通技術(共同運動〜分離編)

  • Stage Ⅱ-2 → Ⅲ(集団屈曲・集団伸展パターン)の脱却と促通法(上肢:広背筋・三角筋/手指:浅深指屈筋なぞり擦り/下肢:小転子〜ASISライン擦り上げ・大殿筋タッピング)
  • Stage Ⅲ → Ⅴへの分離運動の徹底促通(上肢:上腕二頭筋、上腕三頭筋、前腕回内回外誘導/手指:総指伸筋、母指尺側内転、母指対立運動)
  • 側臥位・坐位を用いた運動パターンの固定化を防ぐための「環境設定(Plan & Do)」
  • 実技を中心とした正確な手の触れ方、擦る方向、タッピングのゲイン調節(ハード面の質・量)

<4日目> 0〜8ヶ月の感覚運動発達ロードマップと成人への臨床展開(臥位・四つ這い編)

  • 脳成熟の3軸(下→上、後→前、右→左)プロセスとパフォーマンスピラミッド 
  • 背臥位(0〜7ヶ月)および腹臥位(0〜8ヶ月)における〈感覚入力→神経統合→運動表出〉の循環システム 
  • 原始反射の抑制と姿勢制御(ATNR、STNR、TLR、Landau反射の統合)
  • 成人への適応:重度脳卒中・外傷の痙縮抑制、ICU早期の呼吸促通、コア(体幹共収縮)弱化、頸部前突、寝返り困難、骨盤後傾姿勢へのアプローチ
  • 臨床発達段階アセスメントシート(No.1〜24)を用いた実践的評価手順 
3ヶ月目

<5日目> バランスを支える3感覚(視覚・体性感覚・前庭覚)と小脳・脳神経の完全評価

  • 人が立つ・動くを支えるバランスシステム:前庭系、体性感覚系、小脳自動調節器の協調と障害像 
  • 小脳の分離運動解剖(虫部:脊柱、中間部:近位関節、半球部:遠位関節)に対応したベッドサイド評価(ロールアップ/ダウン分節評価、寝返りブレーキ評価、反跳試験、指鼻指、拮抗運動反復
  • 脳神経(I〜XII)の完全評価:瞳孔の大きさ、対光反射、輻輳、パスート、サッケード、三叉・顔面神経、聴覚、前庭動眼反射(VOR/HIT)、頭振り後眼振、舌咽・迷走神経(RSA:呼吸性不整脈評価)、副神経、舌下神経
  • 前庭脊髄反射(VSR)と姿勢コントロールの動的アセスメント(足踏み検査、遮眼書字検査、Romberg兆候、タンデム歩行)

<6日目> 四層構造モデルに基づく制限因子の多角面分析とADL・社会生活への汎化

  • 自立歩行(11ヶ月〜成人)までの発達段階、予測姿勢調整(APA)および二重課題(Dual-task)への対応 
  • 可動域・動作制限を引き起こす5大原因(構造的要因、中枢神経機能、環境要因・代償動作の習慣化、発達段階・加齢・既往歴、心理・認知的要因)の統合
  • 身体化された自己(Self:無意識のボディスキーマと意識的なボディイメージの不協和)と痛み・制限の関係性 
  • 集団の中の私(目的、在り方、役割)を評価する社会生活スキル(Why/How/What)
  • 神経・心理対応とリハビリテーションへの応用
実践・認定期間(6ヶ月以内)

<7日目:コース開始後3ヶ月目目安> 中間評価・症例検討フィードバック

  • 症例検討会(前半3症例):臨床の型に沿った多角面分析と介入プランの進捗検証 
  • 実際の対象者に対するHOPE達成のための個別フィードバック&Plan修正

<8日目:コース開始後6ヶ月目目安> 最終評価・症例検討

  • 症例検討会(後半3症例):計6症例を通じた臨床思考プロセスの総括 
  • 対象者のHOPE達成レポート提出と、Participation(社会参加)への汎化検証
 
*本コースを受講された方には、明日からの臨床で使用できる「臨床発達段階アセスメントシート(全25項目+Romberg、片脚立位アセスメント)」および「脳成熟3軸システム(右脳・左脳・機能解剖対応表)」を作成し、臨床マニュアルとして完全にお持ち帰りいただけます [cite: 349, 436]。

 

セミナー詳細情報

日時
第4土日
第12期(土日) 2026年 7月25,26日 8月22,23日 9月26,27日 12月20日(中間) 3月28日(最終)
第12期(水日) 2026年 7月15,26日 8月12,23日 9月16,27日 12月20日(中間) 3月28日(最終)
第13期(土日) 2027年 1月23,24日 2月27,28日 3月27,28日 6月20日(中間) 9月26日(最終)
第13期(水日) 2027年 1月13,24日 2月17,28日 3月17,28日 6月20日(中間) 9月26日(最終)
第14期(土日) 2027年 7月24,25日 8月28,29日 9月25,26日 12月19日(中間) 3月26日(最終)
第14期(水日) 2027年 7月14,25日 8月18,29日 9月15,26日 12月19日(中間) 3月26日(最終)

9時30分〜16時30分(昼休憩1時間)

*日程の都合がつかない場合は、別の期や日程への振替が可能です。お申し込み時にご相談ください。直前での振替はキャンセルポリシーの対象になりますのでご注意ください。
*キャンセル待ちについてはこちら

会場ウィリング横浜 ゆめおおおかオフィスタワー
〒233-0002 横浜市港南区上大岡西1-6-1 ゆめおおおかオフィスタワー内
定員24名限定(完全少人数・実技徹底管理制)
参加費

1日22,000円(税込)
8日間まとめてお申し込みで160,000円(税込)
分割でのお支払い(銀行振込・クレジットカード)も可能です。分割でのお支払いをご希望の際は、申し込み時備考欄に「分割での支払いを希望」とご記入ください。

参加資格医師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、養成校学生(※学生は受講料が半額となります。)
持ち物筆記用具、ヨガマット(推奨)、動きやすい服装

よくある質問(FAQ)

解剖学や脳科学の知識が少ないので、ついていけるか心配です。

本コースは脳血管疾患リハビリの土台となる基礎から、臨床実践レベルまで噛み砕いてお伝えします。
定員を24名と少人数に限定し、講師・アシスタントスタッフが必ず受講生一人一人の手に触れ、タッピングの圧や擦る方向、ハンドリングを一緒に確認しながら進めていきます [cite: 97]。PTだけでなく、毎年多くのOTさん、STさんにもご参加いただいており、「最初は実技に不安があったけれど、一つひとつ丁寧に教えてもらえるので触り方のコツが分かり、評価の視野が圧倒的に広がった」と大変ご好評をいただいています。

1人(単独)で参加しても大丈夫ですか?

→もちろん大歓迎です。受講生の半数以上が1名単独で参加されています。当日は実技を深く修得できるよう、スタッフが配慮してペアを誘導・編成しますので、どうぞ安心してご参加ください。職種を超えた新しい一生物の仲間ができるきっかけにもなっています。

職場の休みやスケジュールの調整が取れるか解りません。

→万が一参加できない日程が生じた場合でも、次回以降の期や別日程へ無料で振替受講が可能です。また、受講生の方には職場での伝達講習用として、講義資料を無料公開(配布)いたします。「職場で伝達講習を行うため」という形で、職場と公休や有給の交渉をスムーズに進められる受講生の方も多くいらっしゃいます。

受講費を一狂で振り込むのが厳しいのですが。

→8日間のコースで一括160,000円(税込・まとめ割引適用時)ですので、1日あたりに換算すると実質20,000円(税抜)となり、長期的な症例獲得や認定課題を通じたスキルアップを考慮すると、極めて費用対効果の高い設定にしています [cite: 880, 882]。
また、ご負担を軽減できるよう銀行振込、クレジットカード決済ともに分割払いが可能です。銀行振込での分割をご希望の際は、申し込みフォームの備考欄に「分割払い希望」とご記入ください。追って個別にご案内を差し上げます。

実技が多く、1回きりの受講で習得できるか不安です。

→本コースを一度受講された方は、全日程を33,000円という非常にリーズナブルな価格で何度でも再受講できるシステムを導入しています。納得がいくまで繰り返し技術を磨いてください。また、定期的な復習会も開催しています。
さらに、講習会でお伝えした階層的促通法、脳神経・小脳アセスメント等の実技動画は、受講生専用のグループにて動画アーカイブを完全公開しています。スマートフォンからいつでもどこでも臨床の合間に復習が可能です。

どのような年次・職種の方が参加されていますか?

→臨床経験年数で言いますと、一番多いのは1〜3年目の若手の先生方です。
しかしそれだけではなく、現場を任されている6〜10年目の中堅の先生や、16年以上のベテラン、さらには役職者の方まで幅広くご参加いただいています。経験年数や職種に関係なく、受講生全員が明日からの患者様のためにフラットに熱く学べる環境をスタッフ一同サポートいたします。職種は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在籍しています。

あなたには今、2つの選択肢があります。

1、この8日間の包括的なコースに申し込み、脳・身体・環境・心理・役割を網羅したリハビリのブレない軸を身につけ、患者様や職場から圧倒的に信頼される療法士になる道 [cite: 33, 856]
2、受講を見送り、その場しのぎの徒手アプローチや、目的の見出せない動作訓練をこれからも臨床で何年も手探りで続ける道 [cite: 53]

患者様の未来を、そしてあなた自身のセラピスト人生を輝かせるために、どちらの道を選びますか?