【もう悩まない!】トイレ動作のリハビリ:評価・介入・連携のスキルアップ! 1Day集中講座

トイレ動作の動作分析から情報共有までの流れを学ぶ-2

 

 

理学療法士・作業療法士向け:トイレ動作の分析から評価、介入、連携までを網羅!患者さんの自立を支援し、在宅復帰を促進する実践的スキルを習得

こんな悩みを解決します

  • 評価・触診に自信がない
  • 動作分析でどこを見るべきか分からない
  • 病棟ADLの変更提案が難しい
  • 他職種との情報共有がうまくいかない
  • 効果的な自主トレ指導法を知りたい
  • 認知症患者さんへの対応に悩んでいる
  • 効果的なアプローチ方法を見つけたい

上記に1つでも当てはまる理学療法士・作業療法士の方、ぜひご参加ください。

トイレ動作改善へのステップ

  1. 対象者にとってのトイレ動作の重要性を共有
  2. トイレ動作の各工程を詳細に分析
  3. 問題となっている工程と具体的な問題点を抽出
  4. 問題点に対する適切なアプローチの実践
  5. 結果を記録・伝達し、多職種連携を促進

トイレ動作の改善に行き詰まっている場合、これらのステップのどこかに課題があるかもしれません。

1. 対象者にとってのトイレ動作の重要性を共有

トイレ動作の改善は、単に「できる方が良い」というだけでなく、具体的な根拠に基づいた目標設定が重要です。例えば、以下の研究報告があります。

「13項目の運動FIMと8項目の認知FIMを説明変数とし、目的変数を在宅復帰とした重回帰分析を行ったところ食事・更衣(上半身)・トイレ移乗の項目が他項目に比し、有意に在宅復帰と関連性が認められた」

出口貴行・藤本俊一郎.・大平隆博・平尾寛子・塩田和代(2012).脳卒中地域連携クリティカルパスからみた在宅復帰に影響する関連因子の検討.日本医療マネジメント学会雑誌Vol.12より引用

この報告から、トイレ動作は食事・更衣動作と並び、在宅復帰を左右する重要な要素であることが示唆されます。

2. トイレ動作の工程分析

トイレ動作は、以下の4つの主要な工程に分けられます。

①トイレへの移動

尿意・便意を感じ、車椅子や歩行でトイレへ移動します。この工程では、車椅子操作のための上肢機能、歩行のための下肢機能が必要です。転倒リスクが高い場合は、スタッフへの声かけや転倒防止センサーの設置など、状況に応じた対策が必要となります。

②移乗動作

車椅子を使用している場合、車椅子と便座間の移乗が必要です。トイレは狭い空間であるため、正面から180°の方向転換が必要となる場合が多く、立位保持、手すりの把持など、四肢と体幹の協調的で高度な運動機能が求められます。

③下衣の着脱

立位保持を上肢を使わずに行えるか、手すりを使って行うかによって難易度が大きく変わります。両手を自由に使える場合は比較的容易ですが、手すりを使用する場合は片手での着脱が必要となり、より長い立位保持時間が必要となる場合が多いです。

④排泄後の処理(座位保持、清拭)

座位では、清拭動作が重要な要素となります。清拭動作には、上肢の巧緻性、手指の分離運動など、高度な運動機能が必要です。

本セミナーでは、これらの工程をさらに細分化し、詳細な動作分析を行います。

3. 問題となっている工程の問題点抽出

各工程に必要な以下の要素を評価し、問題点を特定します。

  • 関節可動域
  • 筋力
  • 運動の分離性

例:方向転換し、便座に背を向ける

  • 上田式12段階グレード
    • 体幹機能(体幹の安定性)
      • 体幹グレードⅣ-ⅲ以上
    • 下肢機能(方向転換能力)
      • 下肢グレードⅣ-ⅲ以上
  • 関節可動域
    • 股関節外転・内転
    • 膝関節屈曲・伸展
    • 足関節背屈・底屈
  • 筋力
    • 体幹筋群
      • 腹直筋、腹横筋、多裂筋など
    • 下肢筋群
      • 大殿筋、ハムストリングス、大腿四頭筋、前脛骨筋など

これらの要素を詳細に評価することで、問題点を明確にします。

トイレ動作評価画像1 トイレ動作評価画像2

4. 抽出された問題点に対する適切なアプローチ

特定された問題点に対し、効果的なアプローチを選択・実施します。

本セミナーでは、以下の内容を習得できます。

  • 関節モビライゼーション
  • 筋膜リリース
  • 促通手技
  • 実践的な動作訓練
アプローチ方法画像

5. 結果を適切な方法で記録・伝達

結果の共有は、患者さんの現状を理解させ、目標達成への道筋を示す上で非常に重要です。

  • 現状把握と目標設定:評価結果の共有により、患者さん自身がトイレ動作の課題を認識し、目標設定に主体的に参加できます。
  • 治療計画の最適化:課題が明確になることで、より効果的なリハビリテーションプログラムを立案し、最適な介入方法を選択できます。
  • 信頼関係構築:丁寧で分かりやすい説明は、患者さんとの信頼関係を深め、治療への協力を促進します。

本セミナーでは、トイレ動作の分析、評価、介入、自主トレ指導、対象者・他職種への伝達方法まで、包括的に学習できます。

セミナー風景画像

これらの5つのステップを習得し、患者さんにより質の高いリハビリテーションを提供しましょう!

講習会詳細

日時2025年6月8日(日)9:30〜16:30
会場

【土日開催】
ウィリング横浜 オフィスタワー
〒233-0002 神奈川県横浜市港南区上大岡西1丁目6−1

【平日開催】
あなたのお悩み駆け込み寺永久
〒251-0038 神奈川県藤沢市鵠沼松が岡3−27−6大牧マンション301

定員土日:24名
平日:6名
参加費11,000円(税込)(会場、オンラインともに同額)
参加資格医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、養成校学生(学生は受講料が半額)
持ち物筆記用具
ヨガマット(推奨、バスタオルで代用可)
普段使用している整形外科の教科書
バスタオル1枚
動きやすい服装
講習会内容
  1. トイレ動作の評価が必要な理由
  2. トイレ動作の工程分析
  3. トイレ動作の中で問題となりやすい工程
    • 起立動作
    • 立位保持
    • 下衣の着脱
  4. それぞれの工程で問題点を抽出するための評価
    各工程に必要な

    • 関節可動域
    • 筋力
    • 分離の程度
    • 関節モビライゼーション
    • 筋膜のリリース
    • 問題点に対する機能的アプローチ法
    • 促通方法
    • 動作訓練
  5. 認知機能について
  6. 情報共有
    • 理学療法士、作業療法士
    • 病棟スタッフ
    • 患者、家族

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