Brain Functional Developmentコース

BFD(Brain Functional Development)コース|8日間

身体だけでは説明しにくい臨床を、
感覚・脳・発達・環境へ広げて考える。

回復段階に応じた促通、感覚・小脳・脳神経の評価、発達と環境の視点まで。
視野を広げたうえで、もう一度その人のHOPEと生活に立ち返って考えるところまでを扱う8日間です。

講義6日+症例検討2日(講義3ヶ月+認定期間)
横浜・藤沢
定員24名の少人数制

日程・受講料を見る

こんなことで困っていませんか?

  • 動作訓練やマッサージを繰り返しても、すぐに元の状態に戻ってしまう
  • 脳血管疾患の患者さんへのリハビリに、苦手意識がある
  • 麻痺の分離の評価(Brunnstrom Stage・上田式12段階)を、臨床でどう使えばいいか分からない
  • 感覚(視覚・体性感覚・前庭覚)や、小脳・脳神経のベッドサイド評価に自信がない
  • 動きの制限が、構造なのか、脳機能なのか、環境なのか、心理なのか、切り分けられない
  • 学んだ技術が、実際のADLや社会参加につながらない
  • 段階づけの根拠がなく、次に何を目指せばいいか決められない

リハビリ室では動くようになったのに、病棟や自宅に戻ると元の動きに戻ってしまう。この繰り返しには、いくつもの理由が重なっていることがあります。局所だけを見ていると、その理由に手が届かないことがあります。

BFDコースで身につけること

01 判定

回復段階を見分ける

Brunnstrom Stageと上田式片麻痺12段階の判定基準を、実際に手を動かしながら確かめます。いまどの段階にいるのかを、根拠をもって言えるようにします。

02 促通

段階に応じて誘導する

随意収縮が出ていない段階から、共同運動、分離運動まで。段階ごとの誘導とタッピング、なぞり擦りの実技を、部位ごとに扱います。

03 発達

積み上げの順序で考える

背臥位・腹臥位から始まる感覚運動発達の道すじと、原始反射・姿勢制御。それを成人の臨床へどう当てはめるかを扱います。

04 評価

感覚と小脳・脳神経を評価する

バランスを支える3感覚(視覚・体性感覚・前庭覚)、小脳のベッドサイド評価、脳神経I〜XIIの評価。ベッドサイドでできる形で身につけます。

05 整理

制限の理由を切り分ける

構造/中枢神経/環境/発達・加齢/心理・認知、そして役割。ひとつに決めつけず、複数の側面から並べて考えます。

06 戻す

HOPEへつなげる

HOPEの確認から工程分析、介入プランの作成まで。症例検討で持ち寄り、実際の経過で確かめます。

なぜ、療活では見る範囲を広げるのか

徒手的に関節が動くようになっても、その変化が生活の中で続かないことがあります。

療活では、その理由をひとつに決めません。本人が変わった動きをまだ認識していないこともあれば、いま置かれている環境がその機能を必要としていないこともあります。局所の構造だけでなく、中枢神経、感覚、発達、環境、心理・認知、役割なども、必要に応じて並べて考えます。

ただし、見る範囲を広げるのは原因を増やすためではありません。複数の可能性を並べたうえで、いま何を確かめ、どこから介入するかを考えるためです。

BFDならではの学び方

扱う範囲は広いのですが、進め方は実技が中心です。定員24名の少人数制で、講師とスタッフが受講生の手に直接触れ、触れ方・擦る方向・力の入れ方をその場で確認しながら進めます。

学ぶ
臨床で試す
持ち寄る
検証する
また考える

そして、BFDには講義のあとに認定期間があります。学んだ枠組みを実際に担当している方に対して使ってみて、中間と最終の症例検討で持ち寄り、経過を検証します。うまくいかなかった場合も、その結果を、仮説や介入を見直すための新しい事実として扱います。そこからまた考え直す——この一往復まで含めて、コースの中に置いています。

学びの流れ

1ヶ月目身体から

なぜ戻ってしまうのかを、整理する

脳・身体・環境の関係と、内観(固有感覚)と外観(視覚・触覚)の統合。神経可塑性と運動学習の考え方を臨床の型として整理したうえで、随意収縮が出ていない段階の誘導から実技に入ります。

2ヶ月目感覚・発達へ

段階を上げる/順序をさかのぼる

共同運動から分離運動への促通を、上肢・手指・下肢の部位ごとに。あわせて背臥位・腹臥位から始まる発達の道すじを扱い、成人の臨床(痙縮・体幹の弱化・頸部前突・寝返り困難など)へどう当てはめるかを考えます。

3ヶ月目心理・社会まで

見る範囲を広げて、整理する

バランスを支える3感覚と、小脳・脳神経のベッドサイド評価。そのうえで、動きの制限を構造・中枢神経・環境・発達/加齢・心理/認知、そして役割まで並べて整理し、ADLと社会参加へつなげます。

認定期間その人へ戻す

担当している方で、確かめる

中間と最終の症例検討。実際に担当している方のHOPEに向けて立てた工程分析と介入プランを持ち寄り、経過を検証します。広げた視野をもとに、その人のHOPEと生活に立ち返って考える時間です。

8日間の詳細カリキュラム

各日をひらくと、実際に扱う内容をご覧いただけます。

1日目|神経可塑性・運動学習と、臨床の型

統合的神経認知運動療法の概論:なぜ徒手的なアプローチは戻ってしまうのか/脳・身体・環境の相互作用と、内観(固有感覚)と外観(視覚・触覚)の統合/運動制御と自己主体感(Sense of Agency)の考え方/ヘッブの法則と神経可塑性の原則/運動学習の3段階(取得・保持・般化)とフィードバックの与え方

2日目|回復段階の判定と、弛緩〜共同運動期の促通

Brunnstrom Stage・上田式片麻痺12段階の判定基準/主観と客観のズレ(療活では認知的不協和と呼びます)を、可動域・動作の制限とあわせてどう捉えるか/随意収縮のない段階(StageⅠ〜Ⅱ)への連合反応とクイックストレッチ/ターゲット筋へのタッピング実技(上肢:大胸筋・棘上筋/手指:組手屈伸/下肢:内転筋・キッキング)/HOPEの確認と工程分析

3日目|共同運動からの脱却と、分離運動の促通

集団屈曲・集団伸展パターンからの脱却(上肢:広背筋・三角筋/手指:浅深指屈筋/下肢:小転子〜ASISライン・大殿筋)/StageⅢ〜Ⅴの分離運動の促通(上腕二頭筋・上腕三頭筋・前腕回内外/総指伸筋・母指対立運動)/側臥位・坐位を用いた環境設定/触れ方、擦る方向、力の入れ方の調節

4日目|感覚運動発達のロードマップと、成人への展開

感覚運動発達の順序と、段階を積み上げる考え方/背臥位(目安0〜7ヶ月)・腹臥位(目安0〜8ヶ月)における〈感覚入力→統合→運動表出〉の循環/原始反射(ATNR・STNR・TLR・Landau)と姿勢制御/成人への適応:重度脳卒中・外傷の痙縮、ICU早期の呼吸、体幹の弱化、頸部前突、寝返り困難、骨盤後傾/臨床発達段階アセスメントシートを用いた評価手順

5日目|3感覚・小脳・脳神経の評価

立つ・動くを支えるバランスシステム(前庭系・体性感覚系・小脳)/小脳の機能に応じたベッドサイド評価(ロールアップ/ダウンの分節評価、寝返りの分節評価、反跳試験、指鼻指、拮抗運動反復)/脳神経I〜XIIの評価(瞳孔・対光反射・輻輳・パスート・サッケード、三叉・顔面神経、聴覚、前庭動眼反射、舌咽・迷走神経、副神経、舌下神経)/姿勢コントロールの動的評価(足踏み検査、遮眼書字、Romberg、タンデム歩行)

6日目|制限の理由を並べて整理し、ADLへつなげる

自立歩行までの発達段階、予測姿勢調整(APA)、二重課題への対応/動きの制限に関わる要因を、構造・中枢神経・環境/代償の習慣化・発達段階/加齢・既往・心理/認知の面から整理する/身体化された自己(ボディスキーマとボディイメージ)と痛み・制限の関係を、どう捉えるか/集団の中の私(目的・在り方・役割)を含めた社会生活の視点

7日目|中間の症例検討(コース開始後3ヶ月目を目安)

担当している方について、臨床の型に沿った多角的な整理と、介入プランの進捗を検証します。HOPE達成に向けた個別のフィードバックと、プランの修正を行います。

8日目|最終の症例検討(コース開始後6ヶ月目を目安)

後半の症例を持ち寄り、通しての思考プロセスを整理します。HOPEに向けた経過の報告と、ADL・社会参加への広がりを検証します。

*実技練習では受講生同士で身体に触れる場面や、講師が直接触れて確認する場面があります。あらかじめご理解のうえご参加ください。

実技・症例・課題

実技

  • 回復段階に応じた促通・誘導
  • タッピング・なぞり擦りの手技
  • 3感覚(視覚・体性感覚・前庭覚)の評価
  • 小脳・脳神経のベッドサイド評価
  • 姿勢コントロールの動的評価

考える

  • HOPEの確認と工程分析
  • 制限の理由を並べて整理する
  • 発達の順序で段階づける
  • 介入プラン(Plan & Do)の作成

確かめる

  • 中間の症例検討
  • 最終の症例検討
  • HOPEに向けた経過の検証

BFDは、視点を広げて、もう一度その人を考えるコースです

BFD|広げて統合する

BFDが担うのは、必要に応じて見る範囲を広げ、そのうえで一人の人として考えることです。

4つのコースは、上下の関係ではなく役割が違います。触れて確かめる、意味づける、動作の中でつなげる、そして必要に応じて見る範囲を広げ、もう一度その人全体として考える。BFDはそのうちの一つを担っています。

療活では、BASICでつくる身体を自分の手で確かめる土台をもとに、Assessment、Motion Analysis、BFDへと学ぶ視点を広げながら、臨床推論の基本の型を学んでいきます。4コースを通して学ぶ場合、全体で15ヶ月です。

*BFDだけを受講することもできます。内容は、身体に触れて確かめられることを前提に組み立てられています。

開催日程・お申し込み

開催回によって日程が異なります。参加できる回を選び、詳細をご確認ください。

時間
9:30〜16:30(昼休憩1時間)
受講料
8日間 176,000円(税込) *分割払い可(4回・各44,000円) *養成校学生は半額

いずれも全開催回で共通です。会場と日程は開催回ごとに異なります。

神奈川開催

土日コース

平日コース(水・日)

参加できる開催回を選ぶと、6日間の日程と会場、お申し込みが表示されます。

第13期|土日コース

  1. 1日目2027年1月23日(土)
  2. 2日目2027年1月24日(日)
  3. 3日目2027年2月27日(土)
  4. 4日目2027年2月28日(日)
  5. 5日目2027年3月27日(土)
  6. 6日目2027年3月28日(日)
  7. 7日目2027年6月20日(日)
  8. 8日目2027年9月26日(日)
会場
ウィリング横浜 ゆめおおおかオフィスタワー
〒233-0002 神奈川県横浜市港南区上大岡西1-6-1
受付状態
受付中

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第14期|土日コース

  1. 1日目2027年7月24日(土)
  2. 2日目2027年7月25日(日)
  3. 3日目2027年8月28日(土)
  4. 4日目2027年8月29日(日)
  5. 5日目2027年9月25日(土)
  6. 6日目2027年9月26日(日)
  7. 7日目2027年12月19日(日)
  8. 8日目2028年3月26日(日)
会場
ウィリング横浜 ゆめおおおかオフィスタワー
〒233-0002 神奈川県横浜市港南区上大岡西1-6-1
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第12期|土日コース

  1. 1日目2026年7月25日(土)
  2. 2日目2026年7月26日(日)
  3. 3日目2026年8月22日(土)
  4. 4日目2026年8月23日(日)
  5. 5日目2026年9月26日(土)
  6. 6日目2026年9月27日(日)
  7. 7日目2026年12月20日(日)
  8. 8日目2027年3月28日(日)
会場
ウィリング横浜 ゆめおおおかオフィスタワー
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第13期|平日コース(水・日)

  1. 1日目2027年1月13日(水)藤沢
  2. 2日目2027年1月24日(日)横浜
  3. 3日目2027年2月17日(水)藤沢
  4. 4日目2027年2月28日(日)横浜
  5. 5日目2027年3月17日(水)藤沢
  6. 6日目2027年3月28日(日)横浜
  7. 7日目2027年6月20日(日)横浜
  8. 8日目2027年9月26日(日)横浜
会場
あなたのお悩み駆け込み寺永久
〒251-0038 神奈川県藤沢市鵠沼松が岡3-27-6 大牧マンション301

ウィリング横浜 ゆめおおおかオフィスタワー
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第14期|平日コース(水・日)

  1. 1日目2027年7月14日(水)藤沢
  2. 2日目2027年7月25日(日)横浜
  3. 3日目2027年8月18日(水)藤沢
  4. 4日目2027年8月29日(日)横浜
  5. 5日目2027年9月15日(水)藤沢
  6. 6日目2027年9月26日(日)横浜
  7. 7日目2027年12月19日(日)横浜
  8. 8日目2028年3月26日(日)横浜
会場
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〒251-0038 神奈川県藤沢市鵠沼松が岡3-27-6 大牧マンション301

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第12期|平日コース(水・日)

  1. 1日目2026年7月15日(水)藤沢
  2. 2日目2026年7月26日(日)横浜
  3. 3日目2026年8月12日(水)藤沢
  4. 4日目2026年8月23日(日)横浜
  5. 5日目2026年9月16日(水)藤沢
  6. 6日目2026年9月27日(日)横浜
  7. 7日目2026年12月20日(日)横浜
  8. 8日目2027年3月28日(日)横浜
会場
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〒251-0038 神奈川県藤沢市鵠沼松が岡3-27-6 大牧マンション301

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*日程の都合がつかない場合は、別の期や日程への振替が可能です。お申し込み時にご相談ください。 *お申し込みボタンから外部の申込フォームへ移動します。 *分割でのお支払いも可能です(申込時の備考欄に「分割での支払いを希望」とご記入ください)。

参加資格
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、養成校学生(受講料半額)
持ち物
筆記用具、ヨガマット(推奨)、動きやすい服装
再受講
一度受講された方は、全日程を33,000円(税込)で再受講いただけます

よくあるご質問

解剖学や脳の知識が少ないのですが、ついていけるでしょうか。

基礎から順に扱います。定員24名の少人数制で、講師とスタッフが受講生一人ひとりの手に触れ、圧のかけ方や擦る方向を一緒に確認しながら進めます。理学療法士だけでなく、作業療法士・言語聴覚士の方にもご参加いただいています。

1人で参加しても大丈夫ですか。

はい。受講生の半数以上が1名でのご参加です。当日はスタッフがペアを組む手伝いをします。

参加できない日程が出た場合は?

次回以降の期や別日程へ振替受講が可能です。また、受講生の方には職場での伝達講習用として講義資料をお渡ししています。

実技が多く、1回で身につくか不安です。

一度受講された方は、全日程を33,000円(税込)で再受講いただけます。定期的な復習会のほか、実技動画を受講生グループで公開しています。

症例検討では何をするのですか。

実際に担当している方について、HOPEの確認から工程分析、介入プランまでを持ち寄り、経過を検証します。中間(コース開始後3ヶ月目を目安)と最終(6ヶ月目を目安)の2回行います。

どのような年次・職種の方が参加されていますか。

臨床経験1〜3年目の方が最も多いですが、中堅・ベテランの方、役職者の方まで幅広くご参加いただいています。職種は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士です。