「機能訓練だけでは生活は変わらない…」
デイサービスの現場で、
こんな壁にぶつかっていませんか?
- 機能訓練の数値は改善するのに、利用者の生活は何一つ変わらない…。
- 「もっと歩けるようになりたい」という利用者の願いに、どう応えればいいか分からない。
- 日々の業務に追われ、利用者一人ひとりの「本当の想い」に向き合えていない気がする。
- ADL練習をしても、デイサービスの場限りで、在宅生活に結びつかない。
- 「このままでいいのか…」と、自分のアプローチに自信が持てず、やりがいを感じにくい。
もし一つでも当てはまるなら、この講座はあなたのためのものです。
その悩み、利用者の「希望(HOPE)」を起点にする
『4次元アプローチ』で解決できます
従来の「心身機能」へのアプローチだけでは、利用者の生活の質(QOL)を本当に高めることは困難です。数値の改善が、必ずしも利用者の「やりたいこと」「なりたい姿」に直結するとは限らないからです。
4次元アプローチは、利用者の「こうなりたい」という真の願い(HOPE)を全ての介入の出発点とし、
- 心身機能(筋力・バランス・痛みなど)
- 日常活動(食事・更衣・歩行などADL)
- 社会参加(役割・趣味・交流など)
- 生活環境(住環境・福祉用具・家族の支援など)
という4つの次元を統合的に捉え、相互に連携させながらアプローチする実践的な思考法です。これは、ICF(国際生活機能分類)の考え方を、日々の臨床で「どう使うか」という具体的な道筋(登山ルート図)を示してくれます。
この講座で、あなたはこう変わる!
- 利用者の隠れた「HOPE」を引き出し、それを具体的な目標に落とし込む方法が身につく。
- 「機能訓練」が「活動」「参加」へと波及していく、効果的なプログラムを立案できるようになる。
- 多職種(看護・介護職)と共通言語で連携し、チーム全体で利用者を支える体制を築ける。
- TUGやCOPMなど、根拠に基づいた評価を実践し、自分のアプローチに自信が持てる。
- 利用者の「ありがとう」が心から聞けるようになり、療法士としての「やりがい」を再発見できる。
なぜ今、このアプローチが求められるのか?
〜科学的根拠が示す、従来アプローチの限界と統合的アプローチの優位性〜
臨床現場の厳しい現実(データ)
あなたも感じている「機能訓練だけでは足りない」という感覚は、データにも裏付けられています。
- 生活に活かされない技術:訓練室でできても、自宅の生活では実践できない利用者は70%にものぼります。
- 家族が感じない変化:介入から6ヶ月経っても、約60%の家族が「変化を感じない」と回答しています。
- 限定的な相関:研究によれば、機能的改善と生活の改善の相関は中程度(r=0.4〜0.6)に留まり、数値改善が必ずしも生活の質の向上に直結しないことが示唆されています。
これらの事実は、私たち療法士がアプローチの視点を変える必要があることを明確に示しています。
統合的アプローチの科学的根拠
4統合的アプローチは、様々な分野の研究でその効果が証明されています。
- 臨床研究からの根拠(Cochrane Review):転倒予防の研究では、「運動のみ」の介入(転倒率19%減)や「環境調整のみ」(同12%減)に対し、「運動+環境調整+教育」を組み合わせた統合的アプローチは転倒率を34%も減少させると報告されています。
- 神経科学からの根拠:脳は「目的のある活動」によって最も変化(神経可塑性)しやすく、内発的動機(HOPE)は学習効率を300%向上させることが分かっています。
- 心理学からの根拠(自己効力感理論):「実際にできた」という成功体験が最も強い動機を生み出します。4次元の全てで小さな成功体験を積むことが、利用者の意欲を飛躍的に高めます。
本講座は、こうした科学的根拠に基づき、あなたの臨床を「効果を実感できるリハビリ」へと変革します。
本講座で引用する主な参考文献
本講座の内容は、以下の科学的知見に基づいて構成されています。
- Gillespie LD, et al. Interventions for preventing falls in older people living in the community. Cochrane Database of Systematic Reviews 2012.
- Kleim JA, Jones TA. Principles of experience-dependent neural plasticity: implications for rehabilitation after brain damage. Journal of Speech, Language, and Hearing Research. 2008.
- Wulf G, Lewthwaite R. Optimizing performance through intrinsic motivation and attention for learning (OPTIMAL) theory. Psychonomic Bulletin & Review. 2016.
- Bandura, A. Self-efficacy: The exercise of control. W. H. Freeman. 1997.
講座の具体的な内容
カリキュラム
本講座では、明日からすぐに使える知識と技術を、ケーススタディを交えながら体系的に学びます。
1日目
- 第1部:なぜ今、4次元アプローチが必要なのか?
〜機能訓練の限界と、科学的根拠に基づく新時代のデイサービスリハ〜 - 第2部:4次元アプローチの全体像
〜ICFとの違いは?4つの次元(機能・活動・参加・環境)の捉え方〜 - 質疑応答 & ディスカッション
〜あなたの臨床の悩みを、ここで解決しよう〜
2日目
- 第3部:【ケーススタディ演習】評価から介入計画まで
〜70代女性「娘の結婚式で歩きたい」をどう実現するか?HOPEを起点としたプランニングを体験〜 - 質疑応答 & ディスカッション
〜あなたの臨床の悩みを、ここで解決しよう〜
3日目
- 第4部:明日から使える!多職種連携と評価バッテリー
〜看護・介護職を巻き込むコツと、効果を「見える化」する評価ツールの使い方〜 - 質疑応答 & ディスカッション
〜あなたの臨床の悩みを、ここで解決しよう〜
講師紹介
内山 遼太(作業療法士)
回復期病院での経験を経て、デイサービスをはじめとする介護現場でリハビリテーションに従事。「単なる機能回復ではなく、一人ひとりの人生に寄り添うリハビリ」を追求する中で、4次元アプローチを体系化。現在は、全国の療法士に向けて、その実践方法を伝えるための活動を精力的に行っている。「療法士がやりがいを持って輝けば、利用者はもっと幸せになれる」が信条。
開催概要
- 日時:1日目 2025年8月28日(木)
2日目 2025年9月11日(木)
3日目 2025年9月25日(木) - 20時30分〜22時半
- 形式:オンライン(Zoomを使用)
- 対象:理学療法士、作業療法士(特にデイサービス勤務の方、これから目指す方)
- 定員:30名(先着順)
- 参加費:全3回 5,500円(税込)
- 特典:講座で使用した全スライド資料、4次元アプローチ評価シート(Excel版)
お申し込み
あなたの臨床を、そして利用者の人生を、より豊かにする一歩を踏み出しませんか?
席は限られています。今すぐお申し込みください。
よくあるご質問
A. はい、大歓迎です。本講座は、新人や若手のセラピストが抱えがちな悩みを解決することを目指して設計されています。基礎的な内容から丁寧に解説しますので、安心してご参加ください。
A. はい、参考になります。4次元アプローチは、利用者の「生活」と「希望」を捉える普遍的な思考法ですので、訪問リハビリや病院など、他の領域で働くセラピストの方にも多くのヒントを得ていただける内容です。
A. はい、可能です。お申し込みいただいた方全員に、後日、期間限定で講座の録画映像を共有いたします。復習にもご活用いただけます。