酸素は息苦しさではなく低酸素血症に合わせて使う

O’Driscoll 2017 | Guideline | 呼吸評価

ひとことで

急性期の酸素投与は、患者ごとの目標酸素飽和度を設定し、その範囲を監視しながら調整することが推奨された。

この文献が扱った問い

成人急性期医療で、酸素をいつ、どの目標範囲で投与するか。

文書の位置づけ

成人医療・救急を対象とする臨床ガイドライン。リハビリ中の個別判断も医療体制と指示系統を前提とする。

示されたこと原文に基づく要約

成人の医療・救急現場を対象とするBTSガイドラインで、酸素を薬剤として処方し、低酸素血症を治療する目的で用いること、通常は正常域に近い目標を設定し、高二酸化炭素血症性呼吸不全のリスクがある患者では別の目標範囲を用いることを推奨した。

読み違えないために

酸素は呼吸困難感そのものへの一律の治療ではなく、基礎疾患を治すものでもない。対象、急性度、CO2貯留リスク、緩和ケアなどで目標が異なり、数値だけを全患者に適用しない。

臨床で考えるなら療活編集部の整理

酸素投与の有無だけでなく、なぜ必要か、目標範囲は何か、原因疾患への対応が進んでいるかを確認する枠組みになる。

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書誌情報

O'Driscoll BR, Howard LS, Earis J, Mak V. BTS guideline for oxygen use in adults in healthcare and emergency settings. Thorax. 2017;72:ii1-ii90.

原文照合:大塚 久/最終確認日:2026-08-04

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