なぜ、あの患者さんの痛みは「患部」を治療しても変わらないのか? —— 脳科学とBPSモデルで「痛みの予測」を書き換える3日間集中講義【THE Pain】

3日間集中講座|痛み

THE Pain
痛みを基礎から学ぶ3日間

「患部」への介入だけでは
変わらなかった痛みを、捉え直す。

3日間で一つの講座(月1回・全3回)
ウィリング横浜
定員24名

日程・受講料を見る

腰背部の評価を講師と受講生が一緒に確かめている実技の様子

こんな迷いはありませんか?

  • 画像所見と、患者さんの訴える痛みの場所や程度が一致しない
  • 「痛いから動きたくない」という恐怖回避思考を、うまく変容させられない
  • 徒手療法で一時的に良くなっても、次回の来院時には戻っている
  • 良かれと思ってかけた言葉が、逆に患者さんを不安にさせた気がする

その原因は、技術不足ではないかもしれません。痛みを「組織の損傷(Input)」としてのみ捉えていると、説明できない現象が臨床には数多く残ります。

受講を通して、どこからどこへ

受講前に多い状態

痛みを、患部・強さ・組織損傷として捉えがち。評価はVAS/NRSが中心で、慢性痛をどう整理すればよいか迷う。

受講を通して目指す状態

痛みを、身体・神経系・心理・行動・環境から整理し、その人の痛みをどう評価し、何を介入候補にするかを説明できる状態を目指します。

※到達を保証するものではなく、受講を通して目指す学習の変化です。

この講座で身につけること

01 分類

痛みを分類して捉える

侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛・痛覚変調性疼痛の3分類と、その鑑別の考え方を学びます。

02 評価

多面的に評価する

VAS/NRSだけでなく、機能・破局的思考・動作恐怖・自己効力感など、複数の側面から評価する方法を扱います。

03 統合

臨床へ統合する

運動・睡眠・患者教育・ナラティブを含め、生活全体を視野に入れた介入の組み立て方を学びます。

なぜ、3日間で学ぶのか

痛みは、1日の座学で「知識を足す」だけでは臨床が変わりにくい領域です。捉え直す → 仕組みを理解する → 臨床へ統合するという順に、思考そのものを組み替えていく必要があるからです。

1日目に痛みの定義と評価の枠組みを持ち、2日目に「なぜ痛みが続くのか」という神経科学の視点を重ね、3日目に運動・睡眠・患者教育まで含めて統合する。月1回のペースで、間に自分の臨床を挟みながら進みます。

学びの深まり方

DAY 1捉え直す

痛みの基礎と多角的な評価

開催日:2026年10月18日(日)

痛みの全体像を把握し、正確な評価を行うための土台を築きます。「この疾患=このアプローチ」という考えから離れる第一歩です。

この日に学ぶこと

痛みの再定義(IASP 2020)=「感覚かつ情動の不快な体験」としての痛みを理解し、生物心理社会(BPS)モデルへ思考を転換する/痛みの多面性=「感覚-識別」「意欲-情動」「認知-評価」の3側面から分解する/恐怖回避モデル(Fear-Avoidance Model)=破局的思考が不活動や能力障害へつながるループの理解/痛みの3分類と鑑別評価=侵害受容性・神経障害性(PainDETECT等)・痛覚変調性/評価バッテリーの実践=VAS/NRS、PDAS(機能)、PCS(破局的思考)、TSK(動作恐怖)、PSEQ(自己効力感)。

↓ 次回まで臨床で試す
DAY 2仕組みを理解する

慢性化のメカニズムと脳内プロセス

開催日:2026年11月15日(日)

痛みがなぜ長期化するのかに迫ります。認知や情動に働きかける手法を学び、アプローチの引き出しを増やします。

この日に学ぶこと

痛みの伝導路と脳領域=外側系(一次痛)と内側系(二次痛:島皮質・扁桃体・前帯状回)の役割/感作(Sensitization)=末梢性感作と中枢性感作(アロディニア・Wind-up現象)/ニューロマトリックス理論/予測符号化とContext(文脈)/DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)と島皮質の結合/皮膚受容器とCT線維=情動に働きかけるタッチングとオキシトシン。

↓ 次回まで臨床で試す
DAY 3臨床へ統合する

統合的アプローチと臨床実践

開催日:2026年12月13日(日)

学んだ知識を統合し、明日からの臨床で実践できる形に落とし込みます。運動、栄養、睡眠など生活全体を視野に入れます。

この日に学ぶこと

疼痛抑制系の賦活=下行性疼痛抑制系(DPMS)や内因性オピオイド/運動による鎮痛(EIH)=健常者と慢性疼痛患者での反応の違い、負荷設定とリスク管理/睡眠と痛みの双方向性=入浴、光、カフェインなどの具体的指導/患者教育(PSE)=教育の3要素(Skill, Will, Thrill)/ナラティブと行動実験=患者の信念を実際の動作を通じて検証・修正する/臨床推論の5ステップ=分類推定→入力評価→意味づけ評価→中枢処理の変容→ナラティブ再構築。

※講義内容はより良いものにするため変更になることがございます。

日程・受講料を見る

この講座に合う方・合わないかもしれない方

合う方

慢性痛への介入が患部中心になっている/心理・認知の要因をどう評価すればよいか迷う/評価スケールの名前は知っているが使い分けられない/痛みを患者さんへ説明する言葉に迷う。

合わないかもしれない方

特定の徒手手技だけを学びたい/1つの評価指標だけで痛みの原因を決めたい/1日だけ参加したい。

開催風景

日程・会場・受講料

THE Pain 3日間集中講座

3日間で一つのコースです

開催日
1日目 2026年10月18日(日)
2日目 2026年11月15日(日)
3日目 2026年12月13日(日)
会場・形式
横浜
受付状態
受付中
49,500円(税込)この講座に申し込む
受講の形
3日間で一つの講座です(単日受講の設定はありません)
対象
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・養成校学生
持ち物
筆記用具・ヨガマット(推奨・バスタオルで代用可)・バスタオル1枚・動きやすい服装
会場
ウィリング横浜 オフィスタワー(横浜市港南区上大岡西1-6-1)

よくあるご質問

3日間セットでの受講ですか?

はい。本講座は3日間で一つの講座として設計されています。1日目で評価の枠組みを持ち、2日目に慢性化の仕組みを重ね、3日目に臨床へ統合します。

痛みの領域が初めてでも参加できますか?

はい。痛みの定義と分類という基礎から始まる構成です。「痛みを基礎から学んでいきたい人のための講座」として設計されています。

学生受講料はありますか?

あります。養成校学生の方は受講料が半額(50%OFF)になります。学生確認後にご利用いただけるクーポンをご案内しますので、お申し込み前に事務局までお問い合わせください。

持ち物を教えてください

筆記用具・ヨガマット(推奨、バスタオルで代用可)・バスタオル1枚・動きやすい服装をご用意ください。

キャンセルはできますか?

キャンセル・お振替の取り扱いは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。