慢性疼痛をICD-11でどう分類するか
ひとことで
慢性疼痛を、痛み自体が主問題となる一次性疼痛と、基礎疾患に伴う二次性疼痛へ整理する分類案が示された。
この文献が扱った問い
慢性疼痛を国際疾病分類へどのように収載し、整理するか。
文書の位置づけ
ICD-11向けの分類提案/合意文書。診断精度・治療効果研究ではない。
示されたこと原文に基づく要約
3か月を超えて持続または反復する疼痛をICD-11へ位置づけるため、慢性一次性疼痛、がん関連疼痛、術後・外傷後疼痛、神経障害性疼痛、頭痛・口腔顔面痛、内臓痛、筋骨格系疼痛などの分類枠を提示した。
読み違えないために
分類は診療情報を共有するための枠組みであり、個々の痛みの単一原因や治療法を決めるものではない。一次性という語を「原因がない」「心理的」と読まない。
臨床で考えるなら療活編集部の整理
病名を付けるためだけでなく、痛みが生活の主問題になっているか、基礎病態との関係はどうかを整理する言語として置ける。
書誌情報
Treede RD, Rief W, Barke A, et al. A classification of chronic pain for ICD-11. Pain. 2015;156:1003-1007.
原文照合:大塚 久/最終確認日:2026-08-04
