脳卒中後の分離促通方法について 実践編 from リハコヤ

脳卒中後の分離促通方法について 実践編 from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

前回は上田式で評価して現状を把握しましょうというお話でした。

今回はその実践編です。

 

麻痺の分離に必要な運動は?

前回もお伝えしましたが、効率的な運動を促していくことが必要です。

例えば

ステージⅠの方は次の段階ですとステージⅡ-1に移行していきたい。

そうすると効率的な運動の段階はステージⅡの運動になります。

なのでステージⅠの方に対しては非麻痺側の運動によって連合反応を出していくのが効率的な運動になります。

ステージⅡ-1の方に対しては連合反応から随意収縮を促したいのでステージⅡ-2の運動で大胸筋をタッピングしながら随意運動を促していきます。

ステージⅡ-2の方に対してはステージⅢ-1の共同運動を促通していきます。

ステージⅢ-1〜Ⅲ-3までは共同運動を促通していきます。

ステージⅢ-4の方に対してはステージⅣ-1の分離運動を促していきます。

ステージⅣの方に対してはステージⅤの運動を促します。

ステージⅤの方に対しては非麻痺側と同じスピードになるように運動を促通していきます。

 

効率のいい運動とは?

要は上田式で評価した現状のステージの次の段階のステージの運動が効率のいい運動になります。例えばステージⅡの方に肘の分離をしてもまだ随意性が出てきていない段階なので非効率の運動となります。

分離・促通を難しく考えないで次のステージの分離運動ができればステージが上がるわけですから次のステージの運動を繰り返すことで分離促通をしていきましょう。

 

まとめ

脳卒中後の分離促通方法実践編

  1. 評価して現状のステージを確認する
  2. 現状の次の段階のステージの運動を促通する
  3. ステージを超えた運動は非効率となるので行わない

麻痺の回復段階に合わせて効率的な運動を促していきましょう。

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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