みなさま、こんにちは!
Assessmentコースの講師の加藤です。
PTさん
OTさん
皆さんは嚥下を見ていますか?
私はADLの中でも特にこだわりを持って見ていました!
それは
『食事だけが楽しみなんだ!』と話す人が多かったからです!
食事はADLの中でも最後まで残る能力と言われていますね。
その楽しいはずの食事が辛かったらどうでしょう?
QOLが急に落ちると思いませんか?
そのため私はしっかりとSTさんと連携を取り、介入していました。
でも嚥下はSTさんの専門でしょう?と思いませんか?
そうでもないのです。
嚥下を見るときにSTさんがまず最初に見るポイント
それは・・・
姿勢です。
この姿勢を調整しないとしっかりとした嚥下能力が発揮できません。
実際に研究ではこうなっています
『飲水量に関わらず、頭部10度屈曲位では嚥下し易く、頭部10度伸展位では嚥下しにくくなる結果が得られた。健常人においてもギャッチ角度に関わらず頭部の伸展角度が嚥下の難易度に大きく影響を及ぼすと思われた。つまり、頭部の可動域により嚥下の難易度は変化することが示唆された。重度嚥下障害患者の経口摂取時の頭部肢位は、顎引き肢位が推奨されているが、今回の研究においても同様の結果が検証できた。但し、評価指標としてISO16840-1の基準を使用することにより、正確に顎引き肢位を設定、再現することが可能になると考えられる。』
重度嚥下障害における頭部角度の評価指標の検討より
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2009/0/2009_0_E4P3201/_article/-char/ja/)
つまり姿勢を調整することで、嚥下に対する介入が可能なのです。
この研究では頸部の角度に注目していますが、頸部の角度を屈曲位に保つためには、座位姿勢の調整・脊柱の可動域の確保・頸部の筋力訓練が必要となります。
これを整理すると、姿勢調整はPT・OTの得意分野ではないでしょうか?
それでしたら介入が可能ですよね。
姿勢を調整してからSTさんに引き継ぎ直接的な嚥下訓練をする。
チーム医療の流れではないでしょうか?
皆さんもSTさんと嚥下姿勢について話して見てください。
きっとSTさんは嬉しくなって色々教えてくれると思いますよ。
さて次回からはどうすれば頸部の屈曲位を保持できるのか!?
についてお話ししていきますね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたも
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
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