『その骨盤の前傾の練習ってADLに繋がるの?〜意識的に動かすには?〜』

その骨盤の前傾の練習ってADLに繋がるの?〜意識的に動かすには?〜

この患者さんトイレ動作がうまくできないんだよな〜、特に便座から立ち上がる時に重心の前方移動がうまくいかないな。
骨盤の前傾のエクササイズしてみるか、、、

さ、トイレ動作は変わるかな?
、、、やっぱりうまくいかない、、、

こんな経験ありませんか?

みなさんこんにちは!理学療法士の大塚です!
療活してる?

前回は「ADLを改善するために必要な3つの段階」についてお話しました。

3つの段階とはこちらでしたね

  1. 身体を動きやすい状態にする(機能)
  2. 意識的に動かす(能力)
  3. 無意識で使えるようにする(生活)

で、最初に挙げたエクササイズは第2段階の「意識的に動かす」ということで骨盤の前傾の訓練を行なっていました。でもうまくいきませんでしたね。
何故なんでしょうか?

意識的に動かすために必要な要素

意識的に動かすにはそもそも「動きやすい状態か?」という問題があります。
先に挙げた第1段階ですね。

先ほどの骨盤前傾の例にとると

骨盤を前傾するにはざっくりいうと

  • 股関節・仙腸関節・腰椎の可動域
  • 腸腰筋の筋力

が挙げられます
まずはこれらが動きやすい状態にあるか評価してみましょう。

具体的な評価は?

股関節・腰椎の可動域はROMを測定します。

その際に角度の測定ももちろんですがend feelの確認も忘れないでください
>>>ROMexの目的は可動域の改善じゃない!

仙腸関節の可動性はパトリックテストを行ってみましょう。

テストの意義は仙腸関節の炎症の有無ですが、仙腸関節の可動の有無で開排の角度が変わります。この時も抵抗感や痛みの有無などの質的評価も忘れないようにしてください。

最後に腸腰筋の筋力はMMTを測定してみましょう。

まずは基本のブレイクテストで単純な筋力の評価をします。
その後、可動域が確保されていることを前提に骨盤前傾を想定して股関節屈曲60°〜120°ぐらいまでの可動範囲内を可動できるかどうかのテストもしてみましょう。
もちろん重力除去位、抗重力位のそれぞれ測定してみてください。

ここまでくるとだいぶアプローチのポイントが絞れてきていませんか?

トイレ動作が改善されない一例の流れをまとめると

動作分析
→トイレ動作の問題点は骨盤の前傾がうまくいかないからではないか?

骨盤前傾に必要な要素の評価
→可動域、筋力の評価 →骨盤前傾ができない仮説をあげる

仮説で挙げた問題点にアプローチし検証する
→関節の問題には関節モビライゼーション、筋力の問題には筋膜リリースからの促通
可動域・筋力が確保できたら動作訓練(骨盤前傾の運動学習)
トイレ動作に繋げるための目的動作の訓練

もしこれでトイレ動作が改善しない場合は仮説が間違っている可能性がありますので別の仮説をたてて再度検証をしてみましょう。

機能訓練からADLまで繋げて考えるのに必要なものは?

  • 動作から問題点を抽出するための基本動作分析
  • 問題と考えられる部位を評価・検証するための触診
  • 基本動作を目的動作へ移行するためのADLの考え方

この3つが必要になります。

皆さんも一緒に療活しませんか?

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>>>大塚久のレターポット

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