みなさま、こんにちは!
Assessmentコースの講師の加藤です。
療法士が苦手とする他部門への伝達方法
私の場合『相談をする伝達方法』を実施していました。
前回のおさらいをすると、
療法士が伝達する際には議題を投げかけるだけにすると
・話し合いになる → イメージの共有ができる
・相手に決定を委ねる → 相手が行動する理由を認識する
とうことでした。
では、今回はその議題を投げかける際にやるべき注意点について触れていきましょう!!
テーマはイメージの共有です。
なぜ伝達がうまく伝わらないのか?
まずおさらいしてみましょう!!
人間を他の動物と比べた時の最も大きな違いは想像力だ。人間は自由に想像することができる。
これはたぶん多くの人が捉え違いをしていると思うが、人間は事物をそのまま受け取ることができない。目や耳などの感覚器を使って外部(自分以外)の情報を受け取ることができるが、それは事物そのままではない。引用:http://hokeypokey2012.hateblo.jp/entry/なぜ伝言ゲームは正確に伝わらないのか
となっています。
つまり、伝達している人と、されている人とではイメージの相違がすでにあるのです!
ではどうすればイメージの共有ができるのか?
それは目的を共有することです!!
人の行動には必ず目的があります(参照:アルフレッド・アドラー オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。フロイト、ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。)
その目的を達成するために人はイメージをして行動するわけです。つまり目的を共有することでイメージの共有に近づけるのです!
みなさんはなぜそのポジショニングが必要なのか?なぜその介助方法が必要なのか?
の目的・理由をしっかり説明していますか?
『〇〇さんの介助ですが、離臀の際に介助をお願いします』としか伝達をしていませんか?それでは伝わらないですよ!
『相談する伝達方法』でも、目的の共有が大切!
例えば介護さんにポジショニングを伝達したいときに相談する形をとります。
『〇〇さんのポジションイングでこんなの考えているのですがどうでしょう?』
と相談するのと
『〇〇さんの踵の褥瘡対策でこんなポジショニングを考えているのですが、どうでしょう?』
と相談するのではどちらが目的を共有できるでしょう?
明らかに後者ですね!
目的が共有できたら相談することもより具体的にできますね!
おさらいすると
イメージを共有するなら目的の共有!
ぜひ試して見てくださいね!
さらに、伝達をうまく伝える方法があります。
それは次回にお話しますね!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
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↓ ↓ ↓ ↓『他部門への伝達方法 その2』
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