毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
呼吸について
臨床ではまず最初に呼吸の状態をみています。もともと対象の方が寝たきりの方や高齢の方が多かったため、呼吸器疾患がなくても呼吸の状態が悪くなっている方が多くいました。
また意外と見落としがちですが、片麻痺をお持ちの方、片麻痺の方は呼吸筋も半分麻痺しています。なので必ず呼吸状態は確認してみましょう。殆どの方が胸郭が固くなっています。
介入するときのコツ
呼吸介助のときは相手の吸気・呼気に合わせて行きます。そのときに必要な要素の一つとしてあるのが療法士の手の柔軟性です。
対象者の胸郭の状態は丸みがあったり、平坦だったり、弾力性がなかったり様々あります。その様々な状態に合わせるために手の柔軟性が必要になります。
手に柔軟性がないと胸郭を触るときに圧が一点に集中してしまい、最悪の場合相手の体を傷つけてしまうことがあります。
手の柔軟性を上げるには?
まず中手骨の可動性を上げてみましょう。反対の手で中手骨を両脇から持ち寄せるようにして持ってみましょう。そのままこすり合わせるようにモビライゼーションを行っていきます。
また自動運動として中手骨を波打つように動かす練習もおすすめです。
まとめ
呼吸介助のコツついて
- まず呼吸状態を見る!
- 相手の胸郭に合わせた手の柔軟性が必要!
- 中手骨を動かしてみる!
手の柔軟性は呼吸だけでなく、その他の手技やハンドリングでも重要になります。柔軟な手を目指してみましょう。
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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