聴診のコツについて from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

今回はご質問いただいた、「聴診の時の副雑音の聞き分けがわからないので教えてください」に対してお答えしていきます。

 

聴診で聞いているものは?

まず療法士が聴診で聞いているものは呼吸音です。

その呼吸音が

  • 正常
  • 異常(副雑音)

に分けられます。

 

そこらさらに

異常音(副雑音)を

  • ラ音
  • 胸膜摩擦音

に分けます。

 

さらに

ラ音を

  • 断続音
    水疱音:ゴロゴロ、プツプツ
    念髪音:チリチリ、パチパチ
  • 連続音
    笛音:ヒューヒュー、ピーピー
    いびき音

 

と分けられます。特に重要視していたのが断続音です。断続音がある場合は痰が絡まっている可能性があるので、呼吸状態が悪いことが考えられます。まず断続音に注意して聴診しましょう。

 

聴診を練習するときのコツ

聴診器

膜型のいいものを使いましょう。安価なものが悪いわけではないですが、いいものを使うことで聴きやすさが全く変わってきます。評価で重要なものですのでいいものを購入しましょう。

 

正常音を聴く

多くの場合、練習で異常音を聞く練習をしがちです。しかし、そもそもの正常な状態を知らなければどれが異常かどうかがわかりません。まず正常音を聞いて理解することで、異常音がわかるようになります。

 

まとめ

聴診のコツについて from リハコヤ

  1. 聴診で何を聞いているかを整理する
  2. いい聴診器を使う
  3. 正常音を聴く練習をする

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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