毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
よく認知症をお持ちの方に「寄り添ってくださいね」と言ったことを聞きます。では実際にどうやって寄り添っていけばいいのでしょうか?今日はそこにつうてお伝えしていきます。
結論から言うと決まった寄り添い方はありません。
認知症について
まず認知症について整理してみましょう。
短期記憶が障害されており、心理面や環境面の影響があり、周辺症状が出てきます。
短期記憶が障害されているので、新しい記憶は忘れてしまい、未来への記憶も留めておくことはできません。反対に長期記憶は保たれているため、保たれている記憶の時代を生きている感覚になります。
なのでその時のこと、生活歴などを聴取しましょう。
環境・心理面で影響を受ける
なるべく嫌な感情を排除していい感情を増やしたいと考えます。
なので何をしたらいい感情になり、何をしたら嫌な感情になるのかを探してみましょう。そのヒントになるのが生活歴などの聴取になります。
よく以前やられていたことをやってみるといいと言われていますが、それが今できないことを認識してしまうと不機嫌になります。ただ昔やってみることをやるだけではなく、それをやった上でどう言う感情になるか観察するようにしましょう。
他職種・家族とも連携してみる
自分1人では対象者のことを細かく観察するのは大変です。他職種や家族とも連絡を取り合い、今その方にとって何が気持ちよく過ごせる要因なのかを探すようにしましょう。
まとめ
認知症がある方に対してどう寄り添うか?について from リハコヤ
- 寄り添い方に決まったパターンはない
- 生活歴の聴取と感情を観察する
- 他職種・家族と連携をする
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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