臨床の悩みの解決法 from リハコヤ

臨床の悩みの解決法

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

 

 

本日は臨床の悩みの解決法ついてお伝えします。

 

講習会を開催すると受講生からよく聞かれる悩みが「引き出しを増やしたい」という内容です。

みなさんも一度はこのように思ったことがあるのではないでしょうか。

 

 

なぜ「引き出しを増やしたい」と思うのか?

 

「引き出しを増やしたい」と思うのはどのような時なのでしょうか?

 

・自分が実施していることに自信がない

・どうアプローチすればいいのかわからない

 

このような考えがあるときではありませんか?

これらの考えに至る理由は「目的が明確になっていないことが多い」からです。

 

例えば、筋力訓練を行う場合、筋持久力に対してアプローチをしたいのか、筋パワーに対してアプローチをしたいのかという目的を明確にしなければ、筋力訓練の方法は異なります。

筋持久力に対してアプローチしたい場合には低負荷・高頻度で、筋パワーに対してアプローチしたい場合には高負荷・低頻度で、というようにアプローチ方法に違いが出てきます。

 

講習会で手技をお伝えすると、受講生から「どんな疾患に有効ですか?」と質問をいただくことがよくあります。

どんな疾患に有効か、という質問の答えはありません。このようなときには、「どんな状態の人に有効か?」という思考に置き換えると良いでしょう。

 

例えば、仙腸関節に対するアプローチの場合、仙腸関節が動いていない人がアプローチの対象になります。それは肩関節周囲炎、脳卒中後片麻痺、THAやBHAのオペ後、廃用症候群など、疾患は様々です。これらの疾患に共通点はありませんが、全ての疾患において仙腸関節が動かないことによってアプローチの対象となる可能性があります。

 

 

目的を明確にするための臨床での流れとは?

 

どのような状態の人に有効なのか、目的を明確にするためには以下の流れが重要です。

 

姿勢・動作分析

評価の抽出

評価

仮説

検証

 

この流れの中で自身が苦手なところ・足りないところを探していきます。苦手なところとは、臨床においてこの流れの中で引っかかるところです。

 

苦手な部分の解決法は以下の通りです。

 

姿勢・動作分析が苦手→姿勢・動作分析

評価の抽出が苦手→機能解剖

評価が苦手→整形外科テスト等の評価法

仮説を立てるのが苦手→ケーススタディや症例検討

検証が苦手→徒手的な技術やアプローチ法

 

自分に足りないのはどの部分なのか、自分自身のリハビリをするように考えてみてください。

また、後輩指導の際にも役立ちます。

苦手な分野を克服し、明日からの臨床に生かしてください。

 

 

まとめ

 

臨床の悩みの解決法

1.臨床において自信がない場合やどのようにアプローチしたらいいのかわからない場合は、目的が明確になっていないことが多い。

2. 目的を明確にするためには姿勢・動作分析→評価の抽出→評価→仮説→検証の流れが重要である。

3. 2の流れのどの項目で自分が躓いているのか評価し、苦手を克服していく。

 

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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