毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
今回は胸・腰椎部安定性についてお伝えしていきます。
脊柱の動きのスクリーニング
立位時の体重移動の体幹機能
静止している状態では背筋群と屈筋群が同じくらいのバランスで働いています。しかし、動的な状態では特に屈筋群が働き、体幹の安定性を保っています。
体幹のグローバルマッスルとローカルマッスル
グローバルマッスル(関節を動かす)
- 脊柱起立筋
- 腹斜筋
- 腹直筋
ローカルマッスル(関節を安定化させる)
- 多裂筋
- コアユニット(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群)
- 腰方形筋
コアユニット
横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群が腹部を包み込むようにして働き、腹腔を確保しています。この腹腔が確保されることで安定します。
腰部の安定性
骨盤の安定性:腸腰筋と多裂筋
腰部の安定性:大腰筋と腰方形筋
体幹が回旋するための条件
右回旋の場合
右胸郭:右内腹斜筋の働きで胸郭が骨盤方向へ引き付けられる
左胸郭:左外腹斜筋の働きで反対側へ回旋する
体幹の回旋はADL上のほとんどの動きで必要になります。そのため、脊柱の動き、コアユニットの働き、腹斜筋の働きを評価してみましょう。
まとめ
胸・腰椎部安定性について
- 胸椎・腰椎の動きをスクリーニング、ROM、触診で確認する
- 体幹を安定させるためのコアユニット、大腰筋。腰方形筋の動きを確認する
- 体幹が動くために腹斜筋の動きを確認する
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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