『他部門への伝達方法 その1』

みなさま、こんにちは!

Assessmentコースの講師の加藤です。

前回のコラムは読んでいただけましたか?

『他部門はなぜ伝えたことをやらないのか?』

です。

おさらいすると、人はイメージする動物であり、伝えたい人と受けた人ではイメージに相違がある。そのため、伝達がうまくいかないということでしたね!

それに対して、加藤はどうしていたのか?

それは

『相談する伝達方法』でした。

今回はこの『相談する伝達方法』ついて触れていきましょう!


相談とは?


広辞苑では以下のように定義されていますね

『物事を決めるために他の人の意見を聞いたり、話し合ったりすること。』

つまり、話し合うことが大切なのです。

皆さんはどうでしょう?

伝達の時に話し合いをしていますか?

『〇〇してください』としか他部門に伝えていませんか?

それではイメージの共有はできません。


相談をするもう一つのメリット!


療法士が伝達する際には議題を投げかけるだけにしてみてください。

『〇〇さんのポジショニングでこんなの考えているのですが、どうでしょう?』

という具合です。

なぜか、それは決定権を相手に委ねるのです。そうすることで、相手は行動に責任が生まれます。

アメリカの精神科医のウイリアム・グラッサー博士が発表した選択理論心理学では人の行動する動機を以下のように定めています。

『選択理論は、すべての行動は自らの選択である考える心理学です。行動を選択するのは自分だけなので、他人に行動を直接選択させることはできません。』

引用:http://www.choicetheory.jp/about/

つまり相談することで、相手に決定権を委ね、その過程で相手は行動する責任を認識します。

 


『相談する伝達方法』


療法士が伝達する際には議題を投げかけるだけにすると

・話し合いになる → イメージの共有ができる

・相手に決定を委ねる → 相手が行動する理由を認識する

とうことなのです。

 

ぜひ試して見てくださいね!
さらに、伝達をうまく伝える方法があります。
それは次回にお話しますね!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳

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