『中枢疾患を診ることがなかったため、基礎から学び直したいです』

中枢疾患、基礎

みなさんこんにちは、療活の大塚です。
療法士活性化委員会 大塚療活してる?

僕の最初に勤めていた病院は療養型の病院でしたが、周辺に総合病院が無い地域のため、脳卒中を発症された方も救急で運ばれてきていました。
その病院では訪問リハビリや老健も併設されていたため、入院から在宅復帰まで一貫してみることができたので非常に経験になりました。

正直片麻痺の方のリハビリはというと、先輩療法士からは「早期の離床と坐位、立位、歩行をするのが大事だよ」と言われてやるのですが、代償動作もバリバリ出るし、麻痺の回復もよくわからない。
そもそも基礎ができていないので何をやったらいいのかさえわかりませんでした。


脳血管疾患の基礎って?


脳血管疾患は大きく分けて

  1. 脳梗塞
  2. 脳出血
  3. くも膜下出血

の3つ。
発病率はあまり変化無いみたいですが、死亡率は下がっているようです。
引用:厚生労働省患者調査
なる人は一緒だけど死亡率が下がっているってことはリハビリが必要な方が増えていると考えられるかもしれません!

で、病巣が回復するには大脳皮質から脊髄前角細胞までの神経路の再建/強化かが必要で、神経路はヘップ理論にあるように興奮を伝えたシナプスは伝達効率が上がり、興奮伝達を繰り返すとシナプスの組織的な結合強化が生じる。らしい。

要はヘップ理論では神経路の再建/強化には繰り返しの運動が必要ってことですね。
なるほど!


でも運動ならなんでもいいのかな?


多分運動でも効率的に回復する順番があるはず、、、
そもそも僕らも最初は寝たきりの状態から寝返って、ハイハイして、四つ這いして、座って、立ち上がって、歩いたじゃん。そうか、発達にそえばいいのか!
発達といえば小児の領域で働いてる高櫻さん教えて〜


ザクちゃん登場!


療活で小児といえはこの人、高櫻さん。
早速発達の段階を教えてください!
も〜、しょうがないな〜、じゃあポイントだけね、アッハッハ( ・∇・)

発達のポイントは大きく分けて3つなんすよ、

  1. 屈曲方向
  2. 伸展方向
  3. 回旋方向

まずね、生後2〜3ヶ月で頚部の屈曲と骨盤の前後傾が始まるんすよ、

そんで、生後4ヶ月頃から抗重力位(腹臥位、on elbow、on hands)での伸展活動が始まって、

発達,on elbow 発達、エアプレーンだいたい生後6ヶ月ぐらいから寝返りのために回旋運動が入ってくるんすよ〜(・∀・)


ちなみに寝返りができるぐらいになると両手指示での坐位も取れるようになりますよ。アッハッハ(・∀・)

発達、坐位、両手支持

なるほど〜、でもさ立位とか歩行って確か11ヶ月以降じゃない?そしたら回復まで1年近くかかるってこと?回復期じゃ間に合わないじゃん。
まだまだ甘いな、大塚さん。そこは小児と成人の違いっすよ〜
赤ちゃんは0からスタートだけど、成人の人は一度歩行まで獲得した経験があるということからスタートじゃないっすか〜、だから単純に小児と一緒で1年てことじゃないですよ。

道で例えるとまだ手つかずの山に道を通すのと、すでにできている道があり、災害などでで壊れた部分を修復するぐらいの違いがあるんじゃないですか、アッハッハ(・∀・)
(注釈:もちろん壊れ方によっては修復までにかなりの日数を必要とする場合もあります。)

なるほどね、そしたらやっぱり発達は脳血管疾患のリハビリやるには抑えておいた方がいいわけね。ありがとうざくちゃん!

ちなみに整形の人でも歩行時の体幹の安定性がない人とかの寝返り分析すると意外とできてなかったりするからみてみるといいですよ〜、アッハッハ(・∀・)

皆さんも一度発達を見直してみてください、アッハッハ(・∀・)
>>>発達から見る麻痺の回復過程

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