介入中には出来た動作が、実際の病棟場面で反映されにくい3つの理由。

介入中には出来た動作が、実際の病棟場面で反映されにくい3つの理由。

こんにちは、療法士活性化委員会委員長理学療法士の大塚です!
理学療法士大塚久

こんなことありませんか?

「リハビリ室ではできた動作が病棟では反映されない」

僕も結構これはあるあるでいつも患者さんに「お部屋に戻ってもやってくださいね」とか介護さんに「これはできるのでお部屋でもやってください」ってお願いしていましたが、できないことがほとんどでした。

今回は「リハ室ではできるのに病棟でできない3つの理由」をお伝えします。

1、リハ室での動きは一番いいパフォーマンスだと心得よ

よくある思い込みの一つですが、リハ室でできている動作って、

  • 動作が行いやすい環境が整っていて
  • 横で指導してくれる人がいて
  • 動作の前に体の状態を整えている

からできるのです。要は患者さんのベストパフォーマンスです。

ベストパフォーマンスで1日過ごすことってかなりの負担になります。

例えば僕らでも1日中いい姿勢の立位でいたり、姿勢を正した坐位でいたり、お辞儀をしながらゆっくり椅子に座ったり日常的にしないですよね?

そもそもその動作ができることとしていることは違います。

病棟ではリハ室のようにプラットフォームはないし、平行棒もありません、手すりの位置もリハ室と変わるかもしれません。

もし病棟に反映させたいのであれば必ず病棟での動作訓練を行いましょう。

2、そもそも病棟に伝えているか?

病棟で反映されない原因の一つに「病棟に正確に伝わっていない」ってことがあります。
リハ室では「捕まって立ち上がりができていた」が病棟の看護師さん、介護士さんにどう伝わっているでしょうか?

もちろん申し送りをするのも大事ですが、どう捕まって立ち上がるのかを正確に伝えてみましょう。
同じ「捕まって立ち上がる」でも受け取る人によってできるは変わります。

  • 片手で捕まるのか、両手で捕まるのか?
  • 捕まる手すりは縦のものでもいいのか?横のものなのか?
  • 高さはどれくらいか?
  • 手すりからの距離はどのくらいか?
  • 見守りは必要なのか、自立してできるのか?

正確に伝えるようにしてみましょう。

もう一点忘れてはいけない視点が、療法士は動作の専門家です。
しかし病棟にいる介護士さんや看護師さんは介護の専門家と看護の専門家です。
療法士と同じように動作の誘導ができるとは考えないようにしてください。

3、患者さん自身も忘れる

最後が一番重要です。そもそもリハ室でやった動作は忘れます。

リハ室で行なっている動作は意識して行なっている動作です。意識して行なっているということは意識しないと忘れます。

意識的な動作を無意識でできるように必要なことが動作の反復練習です。反復練習することで運動を学習し、無意識でもできるようになります。

また無意識で目的とする動作を行なってしまうような環境設定も有効になります。

もちろん反復練習はリハ室での反復練習と合わせて病棟での反復練習も行うようにしてください。

最後に

リハ室でできたことってどうしても病棟でもできると思い込んでしまいます。その自分の思い込みが「なんでできないの?」と患者さんや介護さん、看護師さんにきつく当たってしまうことも大塚自身は結構あり、それで患者さんとのコミュニケーション、スタッフ間でのコミュニケーションがうまくいかず、孤立してしまうことが多々ありました。
でも、できないのには必ず理由があります。相手に当たるのではなく、できない理由を見つけ、「どうやったらできるようになるか?」を一緒に考えられる療法士になれるともっと周りとのコミュニケーションも円滑になり、リハビリも効率的に進むんじゃなかと思います。皆さんも大塚のように孤立しない為にももう一度「どうやったらできるようになるか?」を一緒に考えてみましょう。

それではまた、大塚でした。

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