第55回理学療法士国家試験 午前 第81問

第55回理学療法士国家試験 午前 第81問

毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!

問 

治療者が指示や助言を与え、非適応的な行動をコントロールすることを目的とし た治療法はどれか。

  1. 芸術療法
  2. 森田療法
  3. 精神分析療法
  4. 来談者中心療法
  5. バイオフィードバック療法

 

解答

5

 

解説

芸術療法:認証された治療者が作品と表現式を通してクライアントの象徴的か表向きの自己表現を読み取り、クライアントから解釈を引き出す心理療法の一種である

森田療法:森田正馬が創始した、神経症に対する精神療法。症状に対して、①症状は人間普遍的なものとしてあるがままに受容して、②当面の現実生活においてやるべきことを目的本位に行うことにより神経質性格を生かしていく、というのが森田療法の治療原理。

精神分析法:フロイトが考案した治療法で、無意識下に抑圧していた感情や記憶を意識化することで、抑圧から起こっていた精神疾患の症状の改善を目指すもの。

来談者中心療法:ロジャースが創始した治療法で、来談者の話を傾聴しすることで来談者自身が自らを洞察して気づきを持つための方法。

バイオフィードバック療法:キンメルとヒルがオペラント条件づけの手法を用いて強化を付随させた結果、皮膚抵抗反応の増大が認められたと報告したのが最初だと言われている。脳波、心電図、血圧などを数値化し、いい反応をフィードバックしながら訓練する手法。

 

これを臨床で活かすには?

リハビリの中でも対象者の行った行動に対して適切にフィードバックを行い、よりよい動作・作業につなげていく必要があります。フィードバックの方法は一つではなく、視覚的、聴覚的、生体反応、などさまざまなものを用いて対象者に理解しやすいフィードバックを行いましょう。

リハコヤではリアルタイムで国家試験の解説をみんなで考えています。
悩める療法士のためのオンラインコミュニティリハコヤ
詳しくはこちら>>>リハコヤ

療活では患者さん、利用者さんの目的を達成のサポートができる療法士が増えることで療法士自身も、患者さん利用者さんも笑顔になることを目的に活動しています。
あなたも当たり前のことができるようになり「ありがとう」と言われる療法士になりませんか?

ありがとう
他の記事をもっと詳しく知りたい方へ
記事の目次ページへ      →

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

受付中講習会一覧

土日開催

2024.5.18(土)【OT限定】苦手意識がなくなる!! OTのための、やさしい歩行セミナー
2024.5.19(日)【触診が苦手な方限定】関節・筋の触診セミナー1day基礎【体幹編】
2024.5/19(日)【ADLで悩んだらこれ!】【ADL訓練が苦手な方限定】対象者に合わせた効果的なADL訓練のための考え方・実践法【下衣・トイレ動作編】
2024.6.15(土)ROMexを効率的に行うための触診セミナー【下肢編】
2024.6/16(日)【ADLで悩んだらこれ!】【ADL訓練が苦手な方限定】対象者に合わせた効果的なADL訓練のための考え方・実践法【上衣・自助具作成編】
2024.7.20(土)評価・触診からアプローチまで! 苦手な療法士のための動作分析実践講座
2024.7.21(日)【臨床力アップ!】苦手な療法士のための腰部脊柱疾患の評価とアプローチ法
2024.8.18(日)慢性疼痛に対する痛み・神経の科学的根拠をもとにした末梢神経への徒手介入法 ~DNMアプローチ~1DAY濃縮版
2024.8.18(日)トイレ動作の動作分析から情報共有までの流れを学ぶ

【迷ったらこれ!】第31期 2024. 7/6,7 8/3,4 9/7,8(土日)【触診が苦手な方限定】第31期 6日で学ぶ評価・アプローチのための触診セミナーBASICコース →残り20名

平日開催

【迷ったらこれ!】第31期 2024. 7/3,7 7/28,8/4 9/4,8(水日)【触診が苦手な方限定】第31期 6日で学ぶ評価・アプローチのための触診セミナーBASICコース

オンラインコンテンツ

2024.5.17(金)21時〜22時 OTのしゃべり場

動画コンテンツ販売中>>>療活BASE

リハビリで悩む療法士のためのオンラインコミュニティ「リハコヤ」

リハコヤ