第55回理学療法士国家試験 午前 第90問

第55回理学療法士国家試験 午前 第90問

毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!

問 

集中治療室での急性期リハビリテーションに関して正しいのはどれか。

  1. 安全面から歩行練習は行わない。
  2. squeezing では呼気時に肺を圧迫する。
  3. 頭部挙上位は全身状態が安定してから開始する。
  4. 総腓骨神経麻痺の発生予防には踵部の除圧が重要である。
  5. 体位排痰法では痰の貯留部位を下にした姿勢を保持する。

 

解答

2

 

解説

集中治療室であっても、医師の指示のもとリスク管理を行い、座位、立位の訓練を行う場合がある。

呼吸介助では呼気時に圧を加える。

総腓骨神経麻痺には腓骨頭の除圧が必要。

重力で排痰を促すため、痰の貯留部位は上にして姿勢保持する。

 

ですので、解答は2となります。

 

これを臨床で活かすには?

安静度に関して医師の指示が病棟時の安静度なのか、リハビリ時の安静度なのかを確認する必要があります。例えば私たちがインフルエンザに罹患し、体温が40 ℃まで上がったとします。その時に安静が必要として一日中ベット上で過ごし、排泄は尿器とオムツ、食事は寝たままで摂取するでしょうか?例え全身状態が悪くても必要であれば坐位や立位、歩行も行います。急性期でも同じで医師にリハビリ時の安静度を確認してリスク管理を行いながら離床を促すようにしましょう。

 

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