関節可動域制限について 〜治療と予防〜

関節可動域制限について 〜治療と予防〜

こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。

理学療法士大塚久

前回は組織の不動と関係性についてお伝えしました。

今回は治療と予防法についてお伝えします。

 

関節可動域制限の治療について

関節可動域制限 → 拘縮 + 過剰な筋収縮

の状態です。

なので拘縮に対する介入と、過剰な筋収縮に対する治療の2つの側面から介入が必要です。

特に拘縮に対して介入を行うときでもそもそも過剰な筋収縮がある場合は関節の運動は行えません。まずは過剰な筋収縮から介入していきましょう。

 

過剰な筋収縮の主な原因

過剰な筋収縮の主な原因は

  • 痛み
  • 不動

の2つです。なので過剰な筋収縮を抑えるには痛みの軽減と運動が必要になります。

 

ここでは徒手的な介入法と物理的な介入をお伝えします。

 

ストレッチ

持続的な伸張→腱紡錘→Ib線維→脊髄後角→α運動ニューロンの抑制

*効果があるかは懐疑的
*1日30分以上の持続時間が必要
*強度に注意

*不動8週間以内は一定の効果、8週以上は効果なし

 

振動刺激法

低周波かつ大振動の刺激で筋収縮の抑制効果あり。

骨格筋の振動刺激→筋紡錘→Ⅰa線維、Ⅱ線維→シナプス前抑制→α運動ニューロンの抑制

 

拘縮に対する治療

拘縮に対する介入は実のところ明確な方法は存在しません。温熱刺激だとしても45℃以上で抵抗性が減弱するとされていますが、物理療法の機器でこの温度まで加熱することは困難ですし、タンパク質の変性も起きる温度なので現実的ではありません。

またストレッチも不動の期間が長期になると効果がないとされています。

 

なので拘縮になる前に予防することが必要となります。

 

予防するときのポイントは

過剰な筋緊張をコントロールし、運動を行うことで不動を虚血を予防しましょう。

 

まとめ

関節可動域制限について 〜治療と予防〜

  1. 関節可動域制限は拘縮+過剰な筋収縮
  2. 筋収縮には振動法が効果ありとされている
  3. 拘縮は改善が困難

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