毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
本日は評価を効率的にする方法についてお話ししていきます。
評価を効率的にする方法とは?
セミナーで講師をしていると、こんな質問をされることがあります。
「ここに痛みを訴えている人がいますが、何が原因でしょう?」
「このアプローチは有効ですか?」
このような質問をしてくれる方々は、評価→介入→再評価の流れができていない場合が多いです。
評価→介入→再評価をスムーズに行うためには、効率的な評価をすることが望ましいと思います。この評価だけでここの評価はもう大丈夫、なんて評価があると良いですよね。
しかし、そんな評価あるのでしょうか?
そもそも評価とは、消去法であると私は考えています。
様々な評価を行い、これは大丈夫、これは介入する対象だな、などと結びつけていくことが大事になってきます。
例えば、肩関節の評価で考えると、胸鎖関節、肩鎖関節、第2肩関節、肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節、肩甲上腕関節は関節包・靭帯由来なのか筋由来なのか、などそれぞれ見ていく必要があるため、ひとつひとつ評価をしていかなければ絶対に見落としが生じてしまいます。
例えば?
骨盤コントロール不全の要因について考えていきたいと思います。
この画像のように、骨盤をコントロールするための要素はこれだけ出てきます。これは身体機能に焦点を当てた場合です。これに加え、認知機能や感覚の問題が入ってくると、見なければならない箇所はどんどん増えていきます。
なので、この全てを一つの評価バッテリーで評価することは不可能です。
先程もお伝えしましたが、評価は消去法です。
目的を明確にしてひとつひとつ評価していくことが非常に重要です。
丁寧に評価しなければ見落としが生じてしまうので、ひとつひとつ評価していくことが一番の近道です。
また、疾患に囚われすぎないことも重要です。
ぜひ臨床でやってみてください。
まとめ
評価を効率的にする方法
1. 評価は消去法である。
2. 目的を明確にしてひとつひとつ丁寧に評価していくことが重要である。
3. 疾患に囚われすぎない。
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