変形性膝関節症の予防についてfrom リハコヤ

変形性膝関節症の予防についてfrom リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

 

本日は変形性膝関節症の予防についてお伝えします。

 

変形性膝関節症について、どのようなことをやればいいですか?とよく質問をいただきます。

例えば、内反膝であれば内転筋や内側広筋を鍛えることが大切ですし、外反膝であれば外側広筋を鍛えることが大切だと言われています。

また、膝関節は中間関節になっているので、股関節や足部にも注目していく必要があります。

 

これらのことを患者さん・利用者さんにより簡単に伝えるにはどうしたら良いのでしょうか?

 

 

変形性膝関節症と歩行について

 

本日は以下の文献を参考に話を進めていきます。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34175271/

 

こちらの文献は、高度な構造的変形性膝関節症の成人におけるベースラインでの毎日の歩行の遼と強度と、5年にわたる膝関節置換術のリスクとの関連を調べることを目的としたものです。

 

この文献では、毎日の歩行量と歩行強度は5年間にわたって膝関節置換術のリスクを増加させず、進行した構造的変形性膝関節症の成人ではいくつかのケースで保護的である可能性がある、と述べられています。

 

つまり、変形性膝関節症の方に「歩いて良いですか?」と聞かれた際に「無理のない範囲で歩きましょう」と曖昧な返答になってしまいがちですが、「痛みのない範囲でしっかり歩きましょう」と伝えることができます。

 

 

変形性膝関節症のリハビリについて

 

痛みのない範囲で歩くことも重要ですが、痛みのないように歩くことも重要です。

痛みのないように歩くためには、療法士が歩行を観察・評価し、適切な歩容の指導が重要になってきます。

 

 

まとめ

 

変形性膝関節症の予防について

1. 変形性膝関節症の方は痛みのない範囲でしっかり歩くことが大切である。

2. 痛みのない範囲で歩くことで手術のリスクが減る。

3. 痛みのないように歩くことも重要であり、そのためには歩容の指導が大切である。

 

 

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