長期臥床のポジショニングについて from リハコヤ

長期臥床のポジショニングについて from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

前回の配信で脊髄損傷の褥瘡の話をしました。そこに関連して今日はポジショニングについてお伝えしてきます。

褥瘡について

褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり、滞ったりすることで、皮膚の一部が赤い色味を帯びたり、爛れたり、傷ができてしまうことです。

 

頻発部位は

背臥位:後頭部、肩甲骨部、仙骨部、踵

側臥位:耳、肩、肘、腸骨、膝、くるぶし

です。要は骨突出部です。

 

褥瘡ができるのは

約200mmHgで2時間、500mmHgで20分の圧が加わると皮膚に壊死が生じると言われている。

 

褥瘡ができる条件

  • 栄養状態
  • 皮膚の脆弱性
  • 圧迫
  • 剪断力

 

褥瘡がなぜダメなのか?

感染症のリスク→敗血症など

 

ポジショニングのポイント

  1. できるだけ腰が反らない
  2. 肩甲骨は外側位に
  3. 頸部は軽度屈曲位
  4. 体のねじれ、傾きがない
  5. 体とマットの間に隙間を作らない
  6. マット・クッションは柔らかすぎないものを使う

 

 

まとめ

長期臥床のポジショニングについて

  1. 頻発部位は骨突出部
  2. 栄養状態を確認する
  3. 剪断力がかからないようにポジショニングをする

 

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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