認知症の評価スケールについて from リハコヤ

認知症の評価スケールについて from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

 

皆さんは臨床で「年相応の物忘れ」という言葉を聞いたこと、もしくは使ったことはありますか?

 

私はこの言葉に少し違和感があります。

80代なら、90代ならどれくらい認知面が低下するのか把握していますか?

実際にHDS-RやMMSEをやってみると点数が低く認知症であるということも多くあります。

 

では、年相応とはなんでしょうか?

 

 

モントリオール認知評価(MoCA)とは?

 

モントリオール認知評価(MoCA)という認知スクリーニングツールがあります。

これは、カナダで発明された軽度認知障害(MCI)を評価するものです。

この評価法を用いれば、冒頭でお話しした「年相応の物忘れ」なのか認知面が低下しているのかを区別することができます。

 

 

MoCAの評価内容は?

 

評価内容は、図形模写や時計、遅延再生や数字の逆唱など、HDS-RやMMSEに似た評価内容も多くあります。

HDS-RやMMSEに比べると検査に時間はかかりますが、MCI疑いのある場合等はこちらの評価スケールを用いてもいいのかもしれません。

日本語版もありますので、ぜひ活用してみてください。

 

 

まとめ

 

認知症の評価スケールについて

1. モントリオール認知評価(MoCA)は、軽度認知障害(MCI)を評価するものである。

2. MoCAを使えば年相応の物忘れなのか認知面の低下なのかを区別することができる。

3. 評価内容はHDS-RやMMSEに似ているものも多い。

 

 

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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