こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
本日はコミュニケーションについての続きをお話ししたいと思います。
以前の記事はこちら↓
本日はコミュニケーションを取る際の「距離感」についてお話ししていきます。
距離感について
コミュニケーションを取る際の距離感は人によって異なります。
なので、コミュニケーションを取る際にはその相手に応じた距離感をはからなければなりません。
距離感を適切に取るために必要なものは?
距離感を適切に取るために必要なものは、身体機能と認知機能です。
身体機能にはどのようなものがあるのかみていきましょう。
自分と相手との位置関係を把握するためには、視覚・聴覚・触覚が必要です。
視覚について
自分と相手との位置関係を見て把握します。
実際に見えているものがどのくらいの距離にあるのかだけでなく、相手の表情や仕草も見ています。
聴覚について
音の反響によって相手との位置関係や方向・距離がわかります。
触覚について
私たちがなぜ立体視ができるかというと、聴覚や触覚などの別の要因も含まれますが、主に視点の高さが変わることで可能になります。
例えば、ある四角い物体を赤ちゃんが四つ這いで見ているとします。このとき赤ちゃんには四角く見えています。この赤ちゃんが立って歩けるようになり同じ物体を見ると、その物体は立体に見えます。
このように、視点の高さの差が立体感を作っています。
つまり、相手との関係性・周囲との関係性を把握するためには、まず立位または座位が安定している必要があります。
立位や座位が安定している状態で話をしたり音を聞いたりすることで正確に位置を確認し、触ることができます。
目と手が協調して物に手を伸ばして触るというリーチ動作がしっかりとできるかどうかによって相手との距離が取れるかどうかが決まってきます。
なので、相手とのコミュニケーションで距離感をとるのが苦手な人はまずリーチ動作の練習をしてみると良いでしょう。
自分の手が届くところはどこまでなのかを把握することも大切です。
コミュニケーションを取る相手の手の届くところを確認し、自分と相手とのリーチできる長さのおおよそ中間の距離でコミュニケーションを取るのが望ましいです。
まとめ
コミュニケーションについて〜距離感〜
1. 相手との距離感を適切に取るために必要なものは、身体機能(視覚・聴覚。触覚)と認知機能である。
2. 相手との関係性を把握するためには立位または座位が安定している必要があり、それらが安定していれば相手との距離感を把握することができる。
3. 相手との距離を適切に保つためには、目と手が協調してリーチ動作が行える必要がある。
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