ADL 大塚 久
片麻痺患者の”剃り残さない”髭剃り指導のコツ ~作業療法士・理学療法士のためのADL実践ガイド~
[前回の記事はこちら>>>片麻痺患者の”化粧したい”を叶える方法 ~作業療法士・理学療法士のためのADL実践ガイド~]みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。
今回は、リハビリテーションの現場でよく直面する「髭剃り」について、実践的なアプローチ方法をお伝えします。
実際にZoomのナイトセミナー「OTしゃべり場」で出た会話をもとに、効果的な指導方法をご紹介していきます。

先生!髭剃りについて聞きたいです。片麻痺患者さんに髭剃りを行っているんですけど、剃り残しがあるんですよね。これってシェーバーの性能のせいですか?

シェーバーの性能で剃り残しがある商品は売れないからそんなことはないと思いますよ。

患者さんも上手にできないからイライラしていて怒鳴られるんですよ。

良くある話ですね。患者さんも苦しくてぶつける相手がさくらさんになってるのかもしれませんね。
効果的な髭剃りの指導方法

さくらさん、前回化粧でファンデーションを塗るやり方を伝えた”ひょっとこ”の顔を覚えていますか?

その通りです。重要なのは、シェーバーで剃られるのではなく、剃りに行くという考え方です。

シェーバーを動かすより、顔を動かして剃りたい部分をシェーバーに剃ってもらう感じですね。

イメージしたら”ひょっとこ”みたいな顔で動かしてます。

そうですね。皮膚が引き伸ばされるのでやりやすさが上がると思いますよ。

回復期で働いていたころにやってもらったことがあります。成功しましたよ。
多職種連携の重要性

看護師さんとの連携も重要です。リハ職よりも看護師さんの方が整容に関わる機会が多いので、情報共有が大切です。患者さんの前でも支障のない範囲で進捗状況や方法を共有し、感謝の気持ちも伝えましょう。

確かに!看護師さんと協力して進めていきたいと思います。
まとめ:髭剃り指導の3つのポイント
- 顔面は左右で筋力、皮膚、弾力等が違うことを理解する
- 「剃りに行く」のではなく「剃られに行く」という考え方を取り入れる
- 看護師さんと積極的に情報共有を行う
いかがだったでしょうか。視野が広がり少しでも役に立てたのなら幸いです。
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