【買い物袋をさげて帰宅する】知っておきたい、肩甲骨と骨盤帯の関係![療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その121~]

【買い物袋をさげて帰宅する】知っておきたい、肩甲骨と骨盤帯の関係!

こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

 

トイレに行きたい、散歩がしたい、囲碁教室に行きたい、買い物がしたい…

求められる「歩行」は、少しずつ違いますが
どの場面でも共通して、
『歩行時のふらつき』は気にするポイントの一つじゃないかと思います。

特に買い物では、重い買い物袋を運ぶ時間が長いため、
荷物をもってどう歩いているのか評価することは重要なポイントです。

(荷物をもってフラフラ歩いていたら、危ないですよね…)

ということで今回は、「上肢が歩行時のふらつきにどう影響するのか」を
要点を確認したあとに
買い物袋をもって歩くときの注目ポイントを考えてみたいと思います。

上肢と歩行の関係?

まず、上肢は歩行時にどう動くのでしょうか?

ある研究* では、
「骨盤帯と肩甲骨が、それぞれ交互に動いて歩行時のバランスを取っている」
と報告されています。

(参考図書:Jacquelin Perry and Judith M. Burnfield 著:Gait Analysis: Normal and Pathological Function 2nd edition.2010

左ターミナルスタンス時の左肩甲骨・骨盤帯の動きを例に挙げますと、
以下のようなものです。

 

実際の歩行中の様子と見比べてみると、以下のようなイメージです。

肩甲骨では、矢印はクルンと上・前方に向いており、
骨盤帯では、矢印はクルンと後・下方に向いていますね。

つまり、骨盤帯と肩甲骨がそれぞれ逆方向に動くことで
バランスを取っているんですね。

では、荷物を持っているとどうなるのでしょうか?

荷物をもっていることの影響は?

今回は、左手で荷物を持った状態での
左ターミナルスタンス時の左肩甲骨・骨盤帯に注目していきますね。

荷物が重いほど、腕をだらんと下げたままになったり
肘をぐっと曲げて持っていたり、
時には両手で抱えて持つこともありますよね。

つまり、肩甲骨の上方回旋が出現しにくい状態になるんです。

 

実際に、買い物袋を下げて歩くときの様子と
見比べてみましょう。

荷物をもたないときと比べて、左肩甲骨の動きが
小さくなっていますね。

もし、左肩甲骨で荷物を支えきれなくなると
左肩甲骨の上方回旋を
特に肩甲骨・前傾の動きで代償しやすくなります。

肩甲骨の動きが固定されると、さきほどお伝えした
『骨盤帯と肩甲骨がそれぞれ逆方向に動いて、バランスを取る』
ことができなくなります。

すると、骨盤帯の動きをコントロールしづらくなるため
左右に大きく揺れ動きやすくなります。

また、肩甲骨が前傾した状態になると、
肩が丸まり、頭が前に突き出た状態となるため
前後方向へふらつきやすくなります。

なので、肩甲骨を十分に動かせる状態なのか
買い物をする前に評価することも大事なポイントとなります。

 

まとめ

今回は、上肢と歩行の関係に注目して
買い物を考えてみました。

まだまだ自分の足で歩いたり走ったり、
荷物を抱えて歩ける方であれば

買い物の荷物は「ちょっと重いけど、まぁいけるでしょ」
と思えるほどの重さだと思います。

一方、
歩くことがやっとであったり
手をなかなか挙げられない方の場合、

買い物の荷物といえども
ダンベル10kgを持ち上げるほどにキツイことだったりします。

普段なにげなく行うことだからこそ、
できるだけ楽に、スムーズにできるようになれたら
生活は豊かになるでしょうね。

 

『買い物ができるようになりたい』と困ってる方に
少しでも貢献したいと考えているあなたのお力になれたら幸いです。

 

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療法士活性化委員会 認定講師 吉田 頌平

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