こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
臨床で働かられている療法士のみなさんが必ず実施していること・・・評価ですね。でもこの評価、新人も中堅もベテランも不安があるのではないでしょうか?
本当のこれでいいのか?
この評価について療活的ポイントがいくつかあります。
本日はその評価のポイントの中でも、見逃しがちなポイントを1つご紹介しましょう!
目次
療法士が実施する評価のテンプレート
よくやる評価は?
何が見落としやすいのか?
まとめ
療法士が実施する評価のテンプレート
療法士活性化委員会では評価は2種類あり、『動作困難の要因を明確化する評価』と『現状を把握するための評価』としています。
今回の場合の評価とは『現状を把握するための評価』と定義します。
この『現状を把握するための評価』として、最も利用されているであろうテンプレートはICF(国際生活分類)ですね。
2001年にWHOが提唱しそれまでのICIDHよりもその人を包括的にケアするために始まりました。その中で個人因子や環境因子が入ったことがとても大切な視点がプラスされたと考えています。
よくやる評価は?
このICFで実施する評価ですが、療法士が実施すると、
『治療立案のため』という目的が多いです。確かに大切な視点ですが、それは療法士だけの視点になっていないでしょうか?
さらに、問題点を抽出するためだけに評価をすると
「私ってこんなにできないのね・・・」と患者さんや利用者さんを傷つけてしまうことがあります(これは私の経験でも多かった・・・)
つまり、療法士はリハビリプログラムを組むためにと『問題点の抽出』に重点をおいた評価をする傾向が多いと感じます。
何が見落としやすいのか?
もう一度、ICFがなぜ導入されたのかを整理しましょう。その目的はより包括的なケアをするためです。そのためには、問題点やできないことだけに目を当てててはいけません。
つまり、その人ができることはなんなのか?をしっかりと評価することが大切です。
例えば、歩行困難という評価だけでは介入プログラムは歩行訓練となります。
しかし、歩行困難だが、上肢の筋力も保たれており、認知面も問題ないとなると『車椅子操作』という介入プログラムになり、その人の可能性がグッと広がります。
これを見てもその人ができることに目を向けることが大切であると考えます。
まとめ
療法士が見落としがちな評価として
『その人ができる動作』を見ることです。
私たちが対象としている方は『こんなにできなくなっちゃって・・・』と自分を責めることが多いです。その中で問題点しか見ない療法士だったらいいアドバイスができるでしょうか?その人ができること、難しことの両方を知っているからこそアドバイスの幅が広がるのではないでしょうか?
ぜひ、その人ができること!にも目を向けた評価を臨床で意識されてみてください。
療法士活性化委員会では、この評価・解釈を学べる場を用意しております。
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法をお伝えしております。
この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
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