みなさま、こんにちは!
Assessmentコースの講師の加藤です。
先週の私のコラムは読んでいただけたでしょうか?
荷重時に膝関節が伸展するためには、股関節の内旋が必要、とお話ししました。
まだの方はこちらから確認されてくださいね。
さて、実際に股関節の内旋にアプローチしていただいたでしょうか?
それでうまくいく人、行かない人が分かれたかと思います。
それはなぜか?本日はそのことについて骨盤を絡めたお話していきましょう。
なぜ骨盤が大切か?
時間がある人はその場でためしてもらいたです。
1 立位で大転子を触れます(しっかりとね!)
2 骨盤の前傾・後傾を繰り返します(ゆっくりね!!)
3 大腿骨が内旋・外旋するのを感じてみてください(感じられますか?)
感じらたでしょうか?
どうでしょう?
骨盤が前傾した時に大腿骨は内旋します!
骨盤前傾で股関節内旋する理由
股関節を構成しているのは、臼蓋と大腿骨ですよね。
まずはこの臼蓋ですが、向きあります。前傾した時には前向きになり、後傾した時には後ろ向きになります。
そして大腿骨頸部には前捻角(約15°)があります。
(引用:基礎運動学)
この臼蓋の向きに前捻角の向きを合わせると
骨盤前傾 → 股関節内旋
骨盤後傾 → 股関節外旋
となるのです。
膝関節との関係は?
膝関節には終末強制回旋運動があるとお伝えしましたね。
それは
非荷重時で膝関節伸展時に脛骨が外旋する
荷重時では膝関節伸展時に大腿骨が内旋する
という運動で、荷重時に膝伸展するための条件として股関節の内旋が必要です。
これを、今まで説明していたこととつなげていくと
荷重時に膝が伸展する条件:股関節内旋
荷重時に股関節が内旋する条件:骨盤前傾
つまり
荷重時に膝が伸展する条件:股関節の内旋+骨盤の前傾
となるのです!
臨床では?
上記のことを考えると、膝関節を荷重時で伸展するためには立位での骨盤のコントロールを促通する必要がありますね!
どうでしょう?みなさんは立位で骨盤のコントロールを促していますか?
その方法を知ってみませんか?
この内容はAssessmentコースで詳しくお話しています。
療法士活性化委員会のAssessmentコースでは、
体幹・股関節・膝関節・足関節・肩関節・嚥下の機能低下の要因を把握できる評価法をお伝えしています。
一度学んでみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳