できる療法士はみんな使ってる、ブルンストロームステージで「分離運動の促通」って知ってる?

できる療法士はみんな使ってる、ブルンストロームステージで「分離運動の促通」って知ってる?

みなさんこんにちは!理学療法士の大塚です!

理学療法士大塚久

麻痺の分離運動、進んでますか?

今回は「いや正直ぜんぜん進んでないわ」という方必見!学校で習った知識で麻痺の分離を促通する方法を紹介しちゃいます!

麻痺の分離運動を評価する「ブルンストロームステージ」って?

僕が習ったのは専門学校の評価の授業の時でした。実習でも必ず聞かれる必須の知識、でもなかなかステージを覚えられませんでした。

ブルンストロームステージテストは脳卒中の麻痺の回復過程を運動検査で6段階に分けて検査し、分離運動の程度を見る評価です。

どう分類されてるの?

StageⅠ 完全麻痺(弛緩性麻痺)

随意的に筋を動かすことができない状態です。

StageⅡ 連合反応の出現

体の一部を動かすとそに伴い麻痺のある部分も筋収縮が起こる状態。
→この時点ではて連合反応を用いて麻痺のある筋を促通していく時期!!


注:動画は上田式12段階片麻痺機能検査です。

StageⅢ 共同運動パターンの出現

屈曲、伸展などの動作の中で付随する筋が収縮してしまう状態。
屈筋共同運動パターン、伸筋共同運動パターンがある。

ここから分離を促すためにはStageⅢ→StageⅣの運動を自動介助運動、自動運動の順で行なっていく。

StageⅣ 分離運動の出現

共同運動のパターンからわずかに分離して動くようになる。

ここからStageⅤに分離していくにはStageⅣ→StageⅤの運動を反復する。

StageⅤ 分離運動の進行

より多くの分離運動が可能となる。

StageⅤ→StageⅥの運動を反復することでより分離を促す。

StageⅥ 分離運動がさらに進行、ほぼ正常に近づく

運動の速度、協調性も正常化に近づき、関節のここの運動が分離した状態。

ブルンストロームステージの唯一の欠点、それは、、、

さて、ここまでステージの運動を順に反復して行うことで分離を促通できるという学校で習うけど最強なブルンストロームステージですが欠点があります。

それは、

関節や筋肉が動きやすい状態じゃないと効果が薄い!

そもそも麻痺に関係なく、不動によって、関節の動きが悪かったり、筋の不全があると運動そのものがやりづらい。
そこで必要になるのが触診して徒手的に動かしやすい状態にすること必要です。
そのための方法はこちら>>>評価・アプローチのための触診BASICコース

あなたも今すぐ始めよう!

いかがでしたでしょうか?
ブルンストロームステージを繰り返すだけなら新たに勉強会に行かなくても今ある知識で患者さんを笑顔にできますね。

この機会にあなたもブルンストロームステージで分離を促してみませんか?

ちなみに、麻痺の促通と分離法では実際にブルンストロームステージを使った促通法を実技で行なっていきます。
興味がある人は是非促通しにきてくださいね。
>>>麻痺の促通と分離法の申し込みはこちら

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