本当に意味わかってる?骨盤後傾のリハビリで最低限知っておきたい3条件

こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。

療法士活性化委員会ではAssessmentコースの講師を担当しており、その講義2日目に体幹・股関節の評価、促通をお伝えしております。

臨床で働いていると、「〇〇さんの姿勢って骨盤後傾しているよね」と話題が多くあると思います。その中にいると「そうだね」や「骨盤前傾のリハビリしないとね〜」、と曖昧に話を合わせていることはないでしょうか?
そこで、今回は骨盤後傾のリハビリで最低限知っておけば「お!この人知ってる」と思われる3つのポイントをお話していきましょう!

骨盤の可動性

骨盤が後傾している状態から前傾に促通するためには、そもそも前傾できるだけの可動性が必要です。では、骨盤前傾のためにはどこの可動性が重要なのでしょう?
文献では以下の関節となっております。

『股関節伸展角度の増加に伴って、大腿は骨盤に対して伸展し、骨盤は前傾した。股関節非伸展側の仙腸関節では前屈、第3/4・4/5腰椎椎間関節と腰仙関節では、伸展の動きが生じた』

(引用:MRIによる他動的一・側股関節伸展時の腰椎骨盤一股関節複合体を構成する関節の動きの解析)

つまり、骨盤が前傾するためには

  • 仙腸関節の可動性
  • 腰椎の可動性
  • 腰仙関節の可動性

が必要になると言えます。

腸腰筋

次に必要となるのが、可動性があった場合、その可動性の最終域まで自動運動をするだけの筋力があるのか?です。骨盤を前傾させるために必要な筋は腸腰筋と言われております。この腸腰筋の筋力が十分にあるのか?をしっかりと評価しておきましょう!

 

多裂筋

骨盤が前傾するためには実はもう一つの筋が必要となってきます。腸腰筋は前面を担当しているとイメージしていただくと後面を担当している筋となります。その筋が多裂筋となります。この腸腰筋と多裂筋がしっかり働くことで前後から支え骨盤前傾を保持することが可能となるのです。多裂筋の機能をしっかりと評価していきましょう!

 

まとめ

骨盤後傾に対するリハビリで必要なことは

  • 可動性を確保すること
  • 前傾に必要な筋の状態を評価しておくこと

となりまます。さらにこれを促通する順番もすごく大切です!その順番についてはAssessmentコースにてお話しております

療法士活性化委員会のAssessmentコースでは、骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下をお伝えしております。この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります

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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳

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