こんにちは！
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす！を基本にしている加藤です。
先日、療法士の集まりがあり、皆さんの臨床で膝関節に対してのアプローチを聞いていると少し違和感を覚えました。その時に考えていたことを少し書かせてもらいますね。
目次
膝関節
何を目的でリハビリをしているのか？
見ないといけない関節
まとめ
膝関節
臨床で膝関節へのアプローチをする機会は非常に多いかと思います。実際、その時の話も膝関節の伸展をどうしたら効果的に実施することができるのか？が多く話されていました。
膝関節の伸展を促すことは非常に大切であると私自身も思います。ですが、私たち療法士は膝関節の伸展制限があるのだから膝関節に対してアプローチをする！となりがではないでしょうか？
何が目的でリハビリをしているのか？
私たちの目的は機能改善をすることではありません。膝関節が立位で伸展し、買い物に行きやすくなる。毎日の階段の登り降りが楽になる。といった生活の満足度を上げていくことが仕事ではないでしょうか？
つまり、動作に反映されないといけませんよね？では、立位で膝関節が伸展しない患者さん・利用者さんに対して膝関節だけにアプローチをしていて伸展できるようになるでしょうか？
私の臨床経験での答えは『できません』となります。では、どうすれば立位で膝関節が伸展できるのでしょうか？
見ないといけない関節
「関節は隣の関節の影響を受ける」と聞いたことはありますか？
膝関節は特に股関節と足部に挟まれており、その2つの関節の影響を大きく受けます。
つまり、立位で膝関節の伸展を促したい場合股関節・足部の状態を評価していくことが大切です
具体的には
股関節の場合
- 伸展の可動域
- 伸展するための筋力
- 内旋の可動域
- 大腿骨頭のスタビリティ
など
足部では
- 足関節の可動域
- 足関節のスタビリティ
- アーチの状態
など
を評価していくことをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょう？
リハビリの目的、患者さん・利用者さんの生活に満足度を感じてもらうことではないでしょうか？そのためには、動作を改善することが必要な場合もあります。この場合、問題と見える関節だけでなく、隣の関節も評価してみてくださいね！という話でした。
療法士活性化委員会では、この評価・解釈を学べる場を用意しております。
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法をお伝えしております。
この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
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