足関節背屈のメカニズムについて from リハコヤ

足関節背屈のメカニズムについて from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

背屈制限が下肢に及ぼす影響

膝関節は足関節と股関節に挟まれた中間関節で、荷重時に足関節と股関節の影響を受ける関節です。そこで膝関節を評価するときは必ず足関節の動きを理解する必要があります。しかし以外に足関節の背屈制限について理解できていないことがよくあります。

 

足関節背屈について

足関節背屈のROMexをする時は皆さんはおそらく下腿三頭筋のストレッチを意識して行っていると思います。その際にend feelが違う時ありませんか?

ストレッチした際にゴムが伸びるようなend feelと硬いものがぶつかるような硬いend feelを感じたことがあると思います。前者は筋性、後者は骨性のend feelになります。

このend feelの違いによってアプローチ方法は変える必要があります。

 

骨性のend feelに対して

骨性のend feelの際に注目してほしい関節が3つあります。

  1. 近位脛腓関節
  2. 遠位脛腓関節
  3. 距腿関節

です。

これをそれぞれ説明していくと、まず足関節が背屈する際に近位脛腓関節の腓骨頭が前上方に動きます。この近位脛腓関節が前上方に動くことで遠位脛腓関節が開き、距骨が滑り込むスペースができて距腿関節が背屈できます。

もし骨性のend feelを感じたらこの3つの関節を評価してみてくだい。

 

まとめ

足関節背屈のメカニズムについて

  1. End feelを感じてみる
  2. End feelによってアプローチの方法を変える必要がある
  3. 骨性のend feelを感じたら近位脛腓関節、遠位脛腓関節、距腿関節を評価する

ROMexを効率的に行うにはend feelから制限因子を特定し適切なアプローチをしていきましょう。

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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