毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
まず大前提として
筋緊張を上げていい時期と上げていい時期があります。そこを分けてください。麻痺の回復段階であればStageⅠ〜Ⅲは筋緊張が上がっていく時期です。この時期は上げていい時期と認識してください。
ではこの上げていい時期を省いた上で、動作などで筋緊張が上がってしまう場合はどうすればいいか?
課題が高すぎる
筋緊張が上がってしまう原因の一つとして考えられるのが行っている動作や動きの難易度が高すぎる可能性があります。課題の難易度が高すぎる場合、筋緊張が上がります。要は課題を遂行するために必要以上に体に力を入れてしまうんですね、これが代償動作です。
なので代償動作が出るような課題は課題の何度が高すぎるので一段階落とした課題を行いましょう。
難易度の調節方法
動きのレベルを落とす
段階を一つ落としてみましょう。例えばBRSであればStageⅣの動作で緊張が上がってしまうのであればStageⅢで行う。または動作の介助量を増やすといった対応が可能です。
支持基底面を増やす
- 歩行時で緊張が上がるなら立位
- 立位で緊張ががるなら坐位
- 坐位で上がるなら臥位
といった具合に支持基底面が広がることで動作の難易度は下がります。
まとめ
筋緊張を上げないためにどうすればいいか?
- 筋緊張を挙げる必要がある時期もあると頭に入れておく
- 筋緊張が上がるのは課題が高すぎる
- 必要以上に緊張が上がる場合は動作の難易度を下げる
基本的に筋緊張は体にとって必要なものです。必要以上に緊張が上がらないように、課題の難易度を調節して適切な動作や介入を行っていきましょう。
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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