第55回理学療法士国家試験 午前 第34問

第55回理学療法士国家試験 午前 第34問

毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!

問 

中脳(水平断)を図に示す。Parkinson病の病変部位はどれか。

中脳水平談

解答

解説

  1. :上丘 目と頭部の協調運動に関与。サッケードなど
  2. :内側毛帯 侵害刺激、温熱覚、触覚の伝導路 
  3. :赤核 不随意運動の調節
  4. :黒質 線条体にドーパミンを送り興奮を抑制
  5. :大脳脚 皮質脊髄路、皮質橋核路が通過

 

Parkinson病とは

中脳黒質緻密部から放出されるドーパミンが減少することで起こると言われている、進行性の神経変性疾患です。

錐体外路症状として

  • 安静時振戦
  • 筋固縮
  • 無動・寡黙
  • 姿勢反射障害
  • すくみ足
  • 歯車用固縮

 

非運動症状として

  • 自律神経症状:流涎、脂顔、多汗、頻尿など
  • 精神症状:睡眠障害、抑うつ)、意欲・自発性の低下、認知機能障害

などがあります。

なので解答は4です。

これを臨床で活かすには?

Parkinson病に限らず、脳画像には多くの情報が含まれています。脳には機能局在があり、特定の部位が損傷することで特定の症状が出現します。もちろん脳画像必ず一致するわけではありませんが、脳画像によって傷害されている部位を特定し、出現するであろう症状が予測できるとリハビリでも環境設定やリスク管理に活かせるようになります。ぜひ基本的な部分から学んでみましょう。

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