毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
今回は筋力強化訓練の生理学からお話していきます。
筋力がつく過程
負荷をかけることによって筋繊維に小さな損傷を起こします。その損傷が72時間で炎症症状がみられ、その後、血管の新生が起こり筋繊維が太くなっていきます。
なのでこの負荷とその後の休息が必要になります。
筋力増強の理論
理論的には最大筋力の80%×8〜10回と言われています。
この値はアスリートの特に筋肥大を起こしたい場合は必要ですが、正直リハビリの臨床上ではどうでしょうか?
みなさんが担当しているいわゆる高齢者の方には筋肥大は必要ないですよね?そのために必要になるのが速筋ではなく、遅筋です。そこで必要になるのが有酸素運動です。
エネルギーの効率的な代謝が行えるようになるには?
有酸素運動を行うことによって効率的に代謝を行得る体になることを目指します。そこで有酸素運動を効率的に行うための過程が必要になります。
それが運動単位です。
運動単位とは?
一つのα運動ニューロンが支配している筋原線維の数です。この運動単位は求心性収縮、静止性収縮、遠心性収縮で変わってきます。
求心性<静止性<遠心性
の順で運動単位が変わります。なので負荷量のコントロールをするには
負荷少ない 求心性<静止性<遠心性 負荷高い
となります。
筋力強化では適切な負荷をかけることが大事になります。負荷が強すぎると筋損傷を起こしすぎて回復に時間がかかります。
なので、負荷量を決める際に求心性、静止性、遠心性の順で評価し、できない収縮形態の一つ前の収縮形態で筋トレをしていきましょう。
まとめ
筋力強化訓練の生理学について
- 筋力強化では負荷量と休息が大事
- 対象者に合わせた負荷量を評価する
- 求心性、静止性、遠心性で負荷量をコントロールする
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