毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
リハコヤでご質問いただいた
「緊張性迷路反射がある場合、寝返りなどは伸展パターンになってしまうのではないでしょうか?そう言う場合はどうしたらいいでしょうか?」
と言うものに解説していきます。
緊張性迷路反射について
初期から5〜6ヶ月ごろまでにみられる反射です。
- 背臥位では伸展
- 腹臥位では屈曲
この反射がることで伸展と屈曲ができるようになったり、頭部のコントローにの準備となります。
これが脳血管疾患の方に出た場合に問題となるのが寝返りなどが伸展パターンになってしまうことです。屈曲パターンでの寝返りを行えるようにならないとCPGがうまく働かなくなります。
ここで屈曲パターンを促してもうまくいきません。ではどうやって促していくかを考えてみましょう。
発達段階で考えてみる
2ヶ月目に両側のキッキングが出てきます。
このときに脊柱の屈曲、伸展の運動を繰り返します。
その後、3ヶ月目に追視と手で触れてものを持つというリーチの動作が見られてきます。
つまり腰椎の屈曲→頸部の屈曲の順で発達してきます。
なので伸展パターンから屈曲パターンに促していくには腰椎の屈曲から開始していきましょう。
まとめ
寝返りの屈曲パターンと促し方について from リハコヤ
- 反射が出ていると伸展パターンに入ってしまう
- 発達段階で考えてみる
- 下肢→頸部の順に屈曲を促していく
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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