寝返りの動作分析② from リハコヤ

寝返りの動作分析② from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

 

 

本日は寝返りの動作分析(第2相)についてお伝えします。

 

寝返りの動作分析(第1相)の記事はこちら↓

寝返りの動作分析① from リハコヤ

 

 

寝返りの第2相のポイントとは?

 

 

寝返りの第2相のポイントは上部体幹・肩甲骨の動きです。

 

 

上部体幹が回旋し、支持側の肩甲骨が前方突出しているかどうかに着目し、それらの動きが出ていなければ評価をしていきます。

 

 

支持側の肩甲骨は、第2相のはじめでは固定された状態です。そこから肩甲骨の上を胸郭が滑るように動き、結果として肩甲骨が前方突出している状態になります。

 

 

動作を見るときのポイントとは?

 

動作を見るときのポイントは、見たい位置に目線を合わせることです。例えば、肩甲骨が前方突出しているかどうかを見る際に、斜め上から見ても肩甲骨が動いているかどうかは分かりません。この場合は頭側から高さを合わせて見ることで肩甲骨の動きが確認しやすくなります。

 

支持側の肩甲骨が前方突出していない場合、次に肩甲骨の前方突出に必要な要素を抽出していきます。

ROM測定はもちろんですが、その他に肩甲骨の安定性もみていきましょう。

 

 

肩甲骨を安定させる要素とは?

 

 

肩甲骨の安定性を向上させるために必要な要素として前鋸筋と僧帽筋中部繊維があります。

前鋸筋が肩甲骨を前方に動かし、僧帽筋中部繊維が肩甲骨を後方へ牽引します。この2つの筋の合力が肩甲骨を胸郭に押し付けることで肩甲骨を安定させます。

 

このように動作分析から評価に繋げ、アプローチをして再評価する流れを大事にしていきましょう。

 

 

まとめ

 

寝返りの動作分析②

1. 寝返りの第2相のポイントは、上部体幹の回旋と支持側の肩甲骨の前方突出である。

2. 動作を見る際には、見たい位置に目線を合わせる。

3. 肩甲骨の安定性を向上させる要素に前鋸筋と僧帽筋中部繊維があり、この2つの筋の合力が肩甲骨を胸郭に押し付けることで肩甲骨が安定する。

 

 

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