第56回理学療法士国家試験 午前 第7問

第56回理学療法士国家試験 午前 第7問

毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!

問 

78 歳の女性。自宅玄関で転倒してから起立歩行不能となり救急搬送された。来院時の単純エックス線画像a別冊No. 2dを別に示す。

最も考えられるのはどれか。

  1. 股関節脱臼
  2. 大腿骨頸部骨折
  3. 大腿骨骨頭骨折
  4. 大腿骨転子下骨折
  5. 大腿骨転子部骨折

解答

5

 

解説

問題のX線画像は大腿骨大転子の中心部に骨折線があり、小転子も剥離骨折しているため、大腿骨転子部骨折と思われます。

 

なので解答は2になります。

 

これを臨床で活かすには?

大前提として、骨折の診断は医師にしかできず、療法士がエックス線の画像を見て骨折を判断することはありません。療法士がレントゲンを見る意義は診断ではなく、その後のリハビリで対象者の方に起きている現象の要因の一つとして考えるために見るものです。例えば、骨折部位からその部位に付着している筋はあるか、その周囲にある血管や神経はどうか?手術を選択し場合に侵襲部位はどこか?など様々な要因を考え、目の前にいる対象者に起きている現象を紐解いていきます。診断はできませんが、要因の一つとしてエックス線を始め画像を見れるようにしておきましょう。

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