皆さん、こんにちは!
Assessmentコース講師の加藤です。
さて、先月『麻痺の分離・促通』の講義をしました。
内容としてはしっかりとその方のステージを把握し、段階にあった課題をお渡ししましょう!ということですね( ^ω^ )
詳しくはこちらにあります>>>『麻痺の分離・促通 〜開催報告〜』
さて、実はその中で、お話していない事実が・・・
それは私が麻痺をお持ちの方を担当する時に1番に見るポイントです。
今回はそのポイントをお話していきましょう!
麻痺の評価とは?
1番に思いつくのが、ブルンストロームでしょうか?
養成校でも、臨床でも麻痺の評価=BRSをなっていますね。この評価は私も絶対にみます!
でも、私はこの評価が1番はじめに実施するものではありません・・・・
では、何をみているのか?
それは、呼吸です!
「??呼吸疾患ではないのに??」となる方も多いのですが、私は必ずはじめにここをみます!
なぜか?片麻痺ですと、どうしても上下肢に目を向けがちですが、呼吸筋の半分も麻痺しているのです。つまり、いつもの半分の能力で呼吸をしなければいけません。
当然辛いですよね・・・
呼吸が苦しいとどうなるのか?
嫌気性呼吸と好気性呼吸では作成され流ATPの量が違います。
嫌気性では2ATP、好気性では36ATPとなります。
当然、嫌気性ではエネルギーが足りなくなり、代謝を多くします。
結果、糖質を燃焼し、脂質を燃焼し、最終的にタンパク質を燃焼させてしまいます・・・・
つまり、呼吸が悪くなると筋肉を分解し生命維持をするのです!
臨床では?
片麻痺をお持ちの方の血液データを見ていますか?
多くの方がアルブミンの数値が低下しています。つまり、身体の必要なタンパク質が足りなくなっているのです。この場合に栄養面の見直しだけでは対処できません。
同時に呼吸も改善し、代謝を正常に近づけることが必要になります。
では、どうすればいいのでしょう?
呼吸は24時間、休むことなく行われる生理現象です。
リハビリの20分〜60分だけでは対処できません・・・
そこで私が取り組んでいたのがポジショニングです。
その方が楽に呼吸ができるポジショニングを実施し、普段からの呼吸状態の改善に務めていました。
どうでしょう?麻痺をお持ちの方に対する呼吸の評価とそれに対するアプローチの重要性をご理解いただけたでしょうか?
是非、実践してみてください!
どうやって?
療法士活性化委員会のAssessmentコースでは呼吸に対する直接的なアプローチ方法とポジショニングをお伝えしております。
1度学んでみませんか?>>>Assessmentコース
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤淳
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