触診ができたからってどうなるの?

触診ができたからってどうなるの?

こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。

私は今、療法士活性化委員会でAssessmentコース、つまり評価方法についてお話しをしています。その中講義中に私が常に思っていることがあります。

それは

『触診ができないと何にもできないな・・・』です。

臨床でよく『まずは触診!!』という合言葉を聞きますが、その触診ができたからどうなるのでしょう?

本日はその具体例を骨盤の評価に沿って上げていきましょう!

目次

骨盤前傾の運動学
股関節の評価方法
触診がどう生きるのか?
まとめ

骨盤前傾の運動学

座位での骨盤前傾に必要な要素は

  • 股関節の可動性
  • 仙腸関節の可動性
  • 腰椎の可動性

と言われています。骨盤前傾が困難な患者さん・利用者さんにはまず、これらの関節の可動域が確保されているのか?を評価していきましょう!

そこで必要になるのが触診力!!です

股関節の評価方法

座位での骨盤の前傾で最も大きく動くのが股関節です。

そのため、股関節の屈曲可動域がしっかりと保たれていることを確認しましょう!

股関節屈曲の参考可動域は125°ですが、実はこの数字は股関節・仙腸関節・腰椎が複合的に動いている上での状態です。

純粋な股関節の可動域は70°〜75°ほどしかないと言われています。つまり、この70°〜75°の屈曲可動域があるかないかを評価していきます。

具体的な方法は下記の写真の様に腰椎や仙腸関節の動きを出さない様に腰椎の下にタオルを入れて、股関節を屈曲してきます。その際に最初にエンドフィールを感じるところが純粋な腰椎の可動域です。

この評価をしてみてくださいね!

ん?触診はどう生きるの?

触診がどう生きるのか?

上記の股関節の評価を実施する際に触診がどう生きるのか?

答えはタオルを入れる位置です。股関節屈曲してくると腰椎は後弯していきます。その後弯を最も抑えやすい場所にタオルを入れることが重要です。

その位置は第3腰椎の場所です。

この第3腰椎がすんなりと触診できることでタオルを入れる場所がわかりやすくなります。

ぜひ背臥位で第3腰椎を触診できるようになりましょう!

まとめ

いかがだったでしょう?

股関節の可動域の評価にも触診力が必要となります。

この触診力は他の関節の評価の時にも活躍しますよ!ぜひ、みなさんは触診ができる上で評価を学んでみましょう!

療法士活性化委員会では、この評価・解釈を学べる場を用意しております。

Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法をお伝えしております。

この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります。

1度学びにきませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたも
当たり前のことが当たり前にできるようになり
一緒に信頼される療法士になりませんか?

療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳

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