こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
臨床でよく見る誤嚥・・・
『あ!あの人むせてるからとろみをつけよう!』
『ん?少し飲み込み悪いな・・・じゃあ、食事形態を落とそう』
本当にそれでいいのでしょうか?
そこで工夫して現在の食事形態を維持することも大切です。本日はなぜ食事形態を落として欲しくないのか?を血液データ・薬学から紐解いて行きましょう。
目次
食事形態を変更すると
食欲が低下する、分解できないで何が影響する?
アルブミンが低下すると他にはどんな影響が?
まとめ
食事形態を変更すると
まず、とろみや刻み食になると『何を食べているのか?』がわかりません。その時点で嚥下の5期の初期である認知期がなくなり、口腔内の準備が整わなくなり分解酵素の分泌が遅れます。その分、分解がしづらくなり、栄養吸収にも影響があると考えられます。
また、『何を食べているのか?』となると意欲も低下します。そうなると食欲も低下します。
食欲が低下する、分解できないで何が影響する?
まず、考えていただきたいのが全身の栄養状態の低下です。その中でも私たち療法士が注目しているのがアルブミンです。
このアルブミン数値が低下すると、筋肉の同化が進まなくなり、筋力訓練もしずらくなります。
アルブミンが低下すると他にはどんな影響が?
アルブミンは筋肉の原材料になる他にも様々な役割を持っていいます。その中でも注目したいのが、『薬剤の運搬』です。アルブミンは薬剤とくっつき全身に薬剤を運搬する役割があります。
つまりアルブミン数値の低下があると服薬効果も低下してしまう可能性があるのです。
まとめ
どうだったでしょう?アルブミンに注目してお話ししました。
食事形態を変更することで、アルブミン数値が低下してしまうと、服薬関係にも影響を与えてしまうのです。嚥下はSTだけでなく、チームで取り組むのが理想です。そのためには、PTOTも嚥下を見る力が必要になります。是非、PTOTも嚥下について学びの機会を設けましょう!
療法士活性化委員会では、この評価・解釈を学べる場を用意しております。
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法をお伝えしております。
この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります。
1度学びにきませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたも
当たり前のことが当たり前にできるようになり
一緒に信頼される療法士になりませんか?
療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
この記事が「おもしろい!」「為になった!」と思ってくださった方は、ぜひ「シェア」や「いいね!」をお願いします!!
今すぐ「いいね!」ボタンを押して「療法士のためのお役立ち情報」をチェック!
↓ ↓ ↓ ↓