装具の足底の長さについて from リハコヤ

装具の足底の長さについて from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

まずなぜ装具使うのかを考えてみる

装具の目的を改めて確認をするようにしてください。

例えばシューホンブレースとAFOの違いは何かと考えてもらうと、歩行の追い越し型なのか揃え型なのかでAFOにするかどうか考えます。追い越し型なら足部が背屈するAFO、揃え型なら背屈しないシューホンが適応になります。

ちなみに追い越し型の歩行ならBRSステージみるとⅣ〜Ⅴレベルとなります。

足底の長さについて

追い越し型歩行をする上でFFR(フォアフットロッカー)があることが前提となります。そうなると選択肢としてはオルトップが適応になります。

ちなみに脳卒中ガイドラインではオルトップの適応は

  • ステージⅥ
  • 普通の歩行ができる
  • 耐久性が少し低い

の方に疲労軽減の目的で使います。

なのでステージⅥ以上ないとFFRが出ません。
むしろそれ以前に促してしまうと足趾の緊張が上がってしまい、歩きづらくなります。

装具を選定するポイントとして

まず歩行が追い越し型なのか揃え型なのかで背屈の有無を考える。

そしてステージⅥ以上でFFRを出しても大丈夫な機能があるかを確認する

ここをポイントに装具を選択してみてください。

 

まとめ

  1. まず目的を明確にする
  2. 揃え型の歩行なのか追い越し型の歩行なの評価する
  3. FFRを出したい場合はステージⅥ以上の機能が必要
  4.  

装具療法は不足している機能を補うのに非常に有効な方法です。その効果を最大限生かすためにも対象者の体の状態を評価して必要な装具を処方しましょう!

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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