『作業療法の定義が変わったね!』

皆さん、初めまして!

理学療法士8年目の骨模型のNです(笑)

私の兄が以前、療法士活性化委員会の代表にインタビューをしたのですが・・・
(その時の記事はこちらです:『講習会を主催するO氏に聞いた。理学療法で結果を出すためにやった31の評価とアプローチ』

先日、私の所に「私には取材ないの?ねえ?ねえ?ねえ?』とうるさく行ってくる暑苦しいOTが居たので、しぶしぶその人の元に向かいました・・・

N:(あ〜、面倒臭いな・・・OTなんかリハビリしてないで遊んでるだけじゃん・・・)

療法士活性化委員会に生息するカトゲーターに聞きました・・・

N:あ〜、え〜、カトゲーターさんの方でどうしても伝えたいことがあると伺ったのですが・・・なんでしょう?(5分くらいで切り上げたいな・・・)

カトゲーター:本日はよくいらしてくれました!嬉しいです

N:(自分で呼んだんだろ・・・)

カトゲーター:Nさんは先月に作業療法の定義が改定されたのはご存知ですか?

N:あ〜、はい。(何か職場のOTが騒いでたな・・・興味ないから聞かなかったけど)

カトゲーター:お!それは良かった!!

以前の定義はこうでした

身体又は精神に障害がある者、またはそれが予測される者に対し、その主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復、維持及び開発を促す作業活動を用いて、治療、指導及び援助を行うこと

それが、新しい定義では次のように変わりました!

作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す

N:・・・どう変わったのでしょう?(幸福を促進するってまた機能を無視してるよね!)

カトゲーター:この定義には註釈が記載されています。
こちらも重要ですのでご確認ください。

・作業療法は「人は作業を通して健康や幸福になる」という基本理念と学術的根拠に基づいて行われる。
・作業療法の対象となる人々とは、身体、精神、発達、高齢期の障害や、環境への不適応により、日々の作業に困難が生じている、またはそれが予測される人や集団を指す。
・作業には、日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、人が営む生活行為と、それを行うのに必要な心身の活動が含まれる。
・作業には、人々ができるようになりたいこと、できる必要があること、できることが期待されていることなど、個別的な目的や価値が含まれる。
・作業に焦点を当てた実践には、心身機能の回復、維持、あるいは低下を予防する手段としての作業の利用と、その作業自体を練習し、できるようにしていくという目的としての作業の利用、およびこれらを達成するための環境への働きかけが含まれる。

N:ん?あれ?機能!?

カトゲーター:どうしました(笑)急に声をあげて・・・

N:・・・正直に申しますと、私はOTさんが何をしているのかわからないのです・・・私からみたら機能を無視して遊んでいるだけとしか・・・

カトゲーター:あぁ、なるほど(笑)そういうPTさんも居ますよね(笑)OTも決して機能をみて居ない訳ではありません。でもその機能をあげるというよりも使えるためには?を重視して居ますね!

N:?どういうことでしょう?

カトゲーター:ADLを向上するためにはリハビリの順番が大切だと考えています。

それは使いやすい身体に整える→ 意識的に動かす → 無意識に動かしてもらう

という順番です。PTさんはこの『身体に整える→ 意識的に動かす』を意識して機能の改善を重点的に実施してくれててますよね?

N:確かにそうですね(だって機能をあげればADLは改善するじゃん!)

カトゲーター:でも、それだけではADLは改善しません!

N:ん?なんでですか!?

カトゲーター:Nさんも経験あると思うのですが、できるADLとしているADLの差が大きい時がないでしょうか?それはまさに、意識的には動かせるけど、無意識には動かせない、つまり生活では使えない状態なのです

N:なるほど!じゃあどうすればADLは向上するんですか?

カトゲーター:そこで先ほどお話した『無意識に動かす』が大切なのです!OTはPTさんが改善してくれた機能を今度は生活でどう使っていただこう?と考えて仕事をしているのですよ。

そのために、何か目的のある動作をしてもらい患部から意識をそらしているのですよ

N:・・・????

カトゲーター:あ〜例えば、THA後の患者さんでope側に荷重を嫌う人っていませんか?その場合、立位で輪投げやキャッチボールをOTがすることで自然にope側に荷重が出来るように訓練しているのです

N:!!!!え!あれって遊んでいるんじゃなかったんですね!

カトゲーター:そうです(笑)その自然に出来ることが生活にも使える能力になりますからね。生活の中で自然使える能力があるからこそ、患者さんや利用者さんは持っている目的や価値が感じられやすく、生活に満足感を得られることができますからね。

だからこそ、作業療法士が実施している、『作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す』となっているのです!

N:なるほど!OTすごいですね!

カトゲーター:でも、これはPTさんが機能という土台を整えてくれるから出来るんですよ!是非、今後ともチームアプローチを重視してやっていきたいですね!

N:じゃあ、私は『身体に整える→ 意識的に動かす』をしっかりやっていきます!

カトゲーター:ありがとうございます!

N:ありがとうございます!(あれ?30分も話しちゃった・・・)


編集後記

カトゲーターの暑苦しい語りは別として、作業療法士の仕事を少し理解することができましてね(笑)
OTさんってすごい!それの土台をしっかりと整えることができるPTになりたいと強く感じました。

『動かしやすい身体に整える →  意識的に動かす →  無意識に落とし込む』

をしっかりと意識して取り組める療法士が必要になるでしょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤淳

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