「ドスン」と座ってしまう!そんな時の評価はどうする?

「ドスン」と座ってしまう!そんな時の評価はどうする?

皆さんこんにちは!
療活の林です!!

僕は現在クリニックに勤務していますが、普段の臨床でドスンと座ってしまう人をたくさんみます。
病院や施設で働いている皆さんもよくみませんか?
この座り方だと脊柱圧迫骨折のリスクやトイレ動作など困ることが多いと思います。

そんな時「ゆっくり座ってください」「背筋を伸ばしてください」、「お辞儀をしてください」と
声掛けをすると思います。
ただ、なかなか上手く座れるようにするのは難しいと思います。

そこで、今回は「ドスン」と座ってしまう人の原因について考えてみました。
ぜひ皆さんにも確認して明日から評価してもらえると嬉しいです!

目次
①ドスンと座る原因は?
②下肢の機能低下
③体幹の機能低下
④要するに!

 

1、ドスンと座る原因は?

座る動作は、
「足部の支持基底面から殿部の支持基底面へ重心を移動させること」になります。

動作の順番は
①足関節の背屈
②股関節の屈曲
③仙腸関節の前傾
④脊柱の伸展
になります。

そのため、下肢の可動域や筋力、体幹の可動域や筋力が必要となってきますね!

 

2、下肢の機能低下

ここは足部にある重心を殿部へ移動させる時期になります。

下肢で必要な可動域は
「足関節の背屈」、「股関節の屈曲」になり、

筋力は
「前脛骨筋」、「腸腰筋」
が必要になってきます!

 

3、体幹の機能低下

IMG_20180708_182557.jpg

 

次に殿部に移った重心をコントロール時期になります。

体幹で必要な可動域は
「仙腸関節の前傾」、「脊柱の伸展」になり、

筋力は
「多裂筋」「最長筋」
が必要となってきます!

 

4、要するに!

①足関節➡背屈、前脛骨筋
②股関節➡屈曲、腸腰筋
③仙腸関節➡前傾、多裂筋
④脊柱➡伸展、最長筋
の順番に評価すると機能低下の部位が予測できます。
そうすると、アプローチする部位も明確になりそうですよね!

 

着座の評価を理解し、患者・利用者さんの人生をデザインしませんか。

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