リハビリで何から評価していいかわからない!ADLと機能の両面を見て気づいた「寝返り動作」の大切さ

リハビリで何から評価していいかわからない!ADLと機能の両面を見て気づいた「寝返り動作」の大切さ

こんにちは、療法士活性化委員会委員長理学療法士の大塚です!
理学療法士大塚久

理学療法士として療養型の病院や老健、訪問リハビリ整形外科のクリニックに勤務経験がありますが、新人の頃よくあったのが「何から評価していいかわからない」状態でした。これは講習会でもよく聞く悩みで何かテクニックをお伝えした時に「何を評価すればいいですか?」とよく聞かれます。

もちろん問診とかバイタルチェック、主訴、HOPEも聞きますが、大塚個人としては「寝返り動作」なんじゃないかなと思ってます。今回はなぜ寝返りなのかお伝えしていきます。

ADLの側面から寝返りを評価してみると

リハビリでは「ADLの自立」を目標に行うことがしばしばあると思います。ではADLが自立するには何が必要でしょうか?

1日の生活を思い出してみる

  • 起床
  • トイレ
  • 洗面、更衣
  • 朝食
  • 通勤・通学
  • 仕事・家事
  • 昼食
  • 仕事・学校・家事
  • 買い物
  • 夕食
  • 入浴
  • 就寝

1日が始まる一番最初、目が覚めて起きる時何をするか?

それは寝返りです。ベッドにしてもお布団にしても大体どちらかに寝返りながら起き上がると思います。

ADLが自立するには寝返りの獲得が大前提です。
なのでまず寝返りから評価します。

機能の側面から寝返りを評価してみる

僕は整形外科に勤めている時、担当していた方はほぼADLは自立していました。でも寝返りの動作分析は必ずしていました。それは寝返りが立位・歩行の基礎になるからなんです。

発達段階からみると寝返りの獲得は大体6ヶ月ぐらい、そこから坐位→つかまり立ち→立位→歩行と発達していきます。つまり寝返り動作を獲得していないと立位・歩行は効率的に行えません。(詳しくはこちら>>>発達からみる動作の回復過程

寝返りを機能面からみるため基本動作の手順で行うと

  1. 背臥位
  2. 頸部の回旋・屈曲
  3. 肩甲帯の前方突出
  4. 体幹の分節的な屈曲・回旋運動
  5. 骨盤の回旋に伴う寝返り側の股関節屈曲と非寝返り側の股関節の伸展
  6. 肩関節・体幹・股関節・膝関節伸展と足関節底屈

最終層は伏臥位となります。

これらの要素が出現しない場合、代償動作で寝返りを行い、頸部を伸展しながら回旋する、上肢を引き込みながら寝返る、下肢で地面を蹴って体幹を一本にして寝返るなどいわゆる「伸展パターン」の寝返りとなります。

伸展パターンの寝返りはADLの側面からみるとそれでもできてればいいという見方もありますが、機能面からみると頸部・上肢は運動方向と逆方向の関節運動となり非効率的です。

以上のことからADLから見ても機能面から見てもまずみる動作は「寝返り動作」だと大塚は考えています。

寝返り動作の何を評価すればいいのか?

2つのパターンを評価してみましょう

  1. いつも通りの寝返り
  2. 基本動作の手順の寝返り

1では

  • どのパターンで寝返りをしているか?
  • ベッド柵などは利用しているか?
  • 体のどこを主に使って寝返りしているか?(上肢の引き込み?下肢の蹴り?など)

を評価します。要は問題点に対する日常生活の原因の部分です。

2では

  • 基本動作の寝返りのパターンができるか?
  • できなければどの層で止まるか?
  • 口頭指示でできるのか?介助することでできるのか?

を評価します。要は機能障害の部分です。
詳しい分析の方法はこちら>>>動作分析から見る問題点の抽出とアプローチ法

これらの動作を分析して、動いていない部分、問題となりそうな部分を抽出したら局所の評価、可動や筋力を評価していき、機能障害を特定してアプローチを行います。

大塚自身も本当に何を評価していいのかわからなかった

大塚自身も初めて患者さんを担当してもらった時、一緒についてくれた先輩療法士に「何をすればいですか?」って聞いていました。

そしたら答えは「それは自分で考えなよ」って言われて汗が止まらなくなった記憶があります。誰でも最初はわからないことばかりです。わからないことを1つづつ解決していくことで少しず患者さんから信頼されるようになっていきます。僕も本当に何にもできませんでした。大丈夫です。療活で一緒に解決していきましょう。

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